2004-07-03
・「写真」を見やすくするために大きめの画像を貼り付けています。 読み出しに時間がかかりますが、ご容赦ください。 ・あらかじめ制御プログラムとその説明書をダウンロードして、 組み立て説明テキストファイルをお読みください。 「MOREX01.LZH」と「MOREX02.LZH」の2つです。 |
「ダイソー」の「100円ラジオ」、このケース中にワンチップマイコン「PIC16F628A
」を使ったモールス符号受信練習機を組み込みました。 そのモニター音のキークリック対策を行います。 MOREX01.LZHとは、プログラムが変わっています。 対応版は、MOREX02.LZHに入っています。 |
(キークリック対策により部品の内容が変わっています)
品 名 | 品 番 | 数量 | 部品番号 |
PICマイコン | PIC16F628A-I/P | 1 | IC1 |
1/8W 5%抵抗 | 75K | 1 | R1 |
1/8W 5%抵抗 | 33K | 1 | R2 |
1/8W 5%抵抗 | 47K | 1 | R3 |
1/8W 5%抵抗 | 1K | 1 | R4 |
1/8W 5%抵抗 | 10K | 1 | R5 |
電解コンデンサ | 4.7UF | 1 | C7 |
電解コンデンサ | 3.3UF | 1 | (C7代替) |
デジトラ(抵抗内蔵NPN-Tr) | RN1202 | 1 | TR2 |
メカキースイッチ | B3F-1000 | 1 | SW5 |
メカキースイッチ | B3Fー3152 | 1 | SW1 |
キートップ(黄) | B32-1030 | 1 | |
押しボタンスイッチ | TM1-01 | 3 | SW2,SW3,SW4 |
ボタン(灰) | TZ0004 | 2 | |
取付枠(灰) | TZ2004 | 2 | |
ボタン(白) | TZ0011 | 1 | |
取付枠(白) | TZ2011 | 1 | |
押しボタンスイッチ | MS-402 | 3 | SW2,3,4代替え |
配線用電線 | 10cm | 6色 | |
ラッピング線 | 20cm | ||
セラミックコンデンサ | 223 | 2 | ★ C1,C3 |
セラミックコンデンサ | 103 | 1 | ★ C8 |
セラミックコンデンサ | 104 | 3 | ★ C2,C4,C6 |
電解コンデンサ | 100UF | 1 | ★ C5 |
イヤホンジャック | 1 | ★ J1 | |
NPNトランジスタ | S9014 | 1 | ★ TR1 |
ツマミ付ボリューム | VR50K | 1 | ★ VR1 |
★印のパーツは元のFMラジオからの流用品です。
基本的な部品配置とパターンカットはMOREX01と同じです。
対策部品はユニバーサル基板を使って組み立てました。
抵抗も、小型のものに変えました。
C4の取り付け位置をリセットスイッチの近くに持ってきました。
ユニバーサル基板を裏返しで使い、両面テープで貼り付けています。
C22の穴でGNDを貫通させます。
C7の4.7UFで遅延が長く感じるようでしたら3.3UFに変えてみてください。
(頒布部品の中に入れています)
なお、小ユニバーサル基板はご自分で用意してください。
対策前とは配線が変わっています。
(A)〜(F)は回路図に示すポイントの波形です。
キークリック対策前、モニター音オフ→オンのときの波形。
いきなりフルスイングするパルス波が出ているがキークリックの原因です。
キークリック対策前、オン→オフ時の波形。
「プツッ」っと切れています。
キークリックは、音が消えるこのタイミングの方が感じやすいのです。
キーイング出力がオフしても、PWM波出力を約12ms遅らせてオフするようにしました。
(このソフト改造がMOREX02)
R4とC7によりキーイング出力を遅延させ、そのレベルでPWM波のピークを
制限します。
徐々に増加、徐々に減少するパルスのできあがりです。
キーイング、オフ→オンの様子。
徐々にモニター音が大きくなっている様子が見えています。
キーイング、オン→オフの様子。
モニター音の大きさが徐々に減少しています。
これで、キークリック感がずいぶん押さえられのです。
「C8」あり。 ボリューム入力の(E)点を見ています。
下の波形と比べてみれば、「C8」の有無による波形変化の様子がわかるでしょう。
C8で交流カップルすると、DC分の変動が少なくなります。
C8を使わず短絡させてみると、DC分の影響を受けて、出力波形がいびつになってしまいます。
「SETUP」スイッチを押しながらリセットすると、今回の機能(PWM出力遅延)が働きます。
この操作をしない場合は、以前と同じです。
キークリック対策の改造を行ったときは、上の手順で制御プログラムを再起動してください。