「世界一おいしい火山の本」
子供向け科学本の書架で見つけました。
「林 信太郎著 世界一おいしい火山の本」
サブタイトルが「チョコやココアで噴火実験」
難しい漢字にはふりがながふってあります。
でも、子供向けとバカにしてはいけません。
著者は火山地質学、火山岩石学の専門家。
火山への思い入れが、この本からにじみ出ています。
大人が読んでも面白いのです。
さて、食材を使った火山の実験。
著者は「キッチン火山学」と呼んでいます。
・コーラを使って火山爆発実験
・ソースとマヨネーズを使った溶岩実験
・チョコレートマグマで潜在溶岩ドーム実験
:
・スポンジケーキとココアで実験しよう 降下火山灰による土石流
などなどと、なかなか盛りだくさん。
ほんまもんの火山の写真や、怖い火山の話も盛りだくさん。
「おもな火山用語」というページがあって、専門家が使う言葉が
けっこう詳しく解説されています。
ふりがな付きなので、大人が読むと違和感がありますが、なかなかどうして、
面白いのですよ。
たとえば「火山学者」
=「火山研究を職業とする学者。趣味と仕事が一致している人の割合がとても高い。
ぼくのような火山地質学者、地震や地殻変動を調べる火山物理学者、火山ガス
などを調べる火山化学学者の三つに分けられる。」
こりゃご本人がおっしゃっているのですから、間違いないわけでして…。
そして、この本が紹介されています→『死都日本(石黒耀著)』
「ぼくの大好きな火山小説。…一度読み出すと読むのをやめることができない。
あらかじめ、おやつを準備してから読み始めるとよい。」
という感想が記されています。
この「死都日本」、昔に息子が見つけてきまして読んだのですが、いやぁ、面白い。
「日本沈没」より具体性があって「明日おこってもおかしくない」という気持ちに
させられます。
「画像でたどる死都日本」などおすすめ。
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2008年3月8日 04時41分
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あれこれ紹介されていますね。
子供たちにウケそうです。