ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
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2008年07月15日(火)
たたら角炉伝承館
奥出雲たたら製鉄をめぐる小旅行「奥出雲たたらと刀剣館」の次に
行ったのが「たたら角炉伝承館」

≪Googleによる検索≫



「鉄」を作るたびに炉を壊して「ケラ」を取り出す「たたら」ではなく、
「高炉」のような炉。
ただし、砂鉄と木炭を用います。
この資料館は、実際に使われていたのを復元保存したもの。



国道沿いの道のそば、木々に囲まれてひっそりと建っています。



我々は午前10時半頃に到着。
誰もいません。貸し切り状態。
入り口のセンサーが反応して「いらっしゃいませ」だったか、声が。
ちょっとビックリ。
自分で照明を点灯し、退出時に消灯。

車(スバル・ドミンゴ)を止めた広場(駐車場)で、「電波が無い!」
と言いながら携帯電話を高く上げ、メールを送る女房。
  ↓

なんとか送れたとのこと。


まず目に付くのが水車。


水を流せば今にも回り出しそうです。

何に使うのかと言えば…水車の横から拝見。


クランクで回転を往復運動に変えて…



「ふいご」です。
創業当時、このような「ふいご」が4基取り付けられていたとのこと。
復元は2基。
水を流せば、きっと動作するのでしょう。
上の写真、左上へ延びているパイプで空気が送られます。

建物は地上部・地下部の二層構造。
地下部では、ふいごから送られてきた空気を炉の下部から吹き込みます。



この展示、炉で働いている人もいるのです。
無人と思っていた館内に入って、おもわずこのマネキンさんたちに
「おはようございます」っと挨拶しそうになりましたよ。

左端はマネキンではなく女房。


地上部はこんな様子。


木炭と砂鉄を投入しています。

炉の構造図。


いっさい電力を使わず、水車と人力だけで鉄を作っていたのです
からスゴイです。

一昼夜で砂鉄と木炭それぞれ約15トンを使い、5〜6トンの銑鉄を
製造できたとか。
これらを運搬するだけでもたいへんです。


※検索
たたら角炉伝承館 - 浜田屋遼太
http://www.geocities.jp/norisuke3088/reidai07/tatarakakuro.htm
【鉱山資料館】中国地方 Part1
http://www.ne.jp/asahi/lapis/fluorite/furnace/kakuro/kakufr.html
ちょっとだけルーツ - InakaWalker Blog
たたら製鉄と日本刀 みっきい/ウェブリブログ
島根で鉄の道を巡る - ぶろぐ・で・あさひ | サイクルベースあさひ


2008年7月15日 05時49分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・あれこれ / ・サイエンス |
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