太陽電池式デジタルテスターのダイアル部樹脂折損
長年愛用してきた「日置電機」のデジタルハイテスター「3242」のダイアルがいかれてしまいました。
3242は太陽電池で充電できるという特徴があり、明るいところに放っておいたら勝手にバッテリ満タン。
で、電池切れの心配はほぼ無し。
ただし、整理整頓が悪くって、本やファイル、工具の下に埋もれた状態で電源が入りっぱなしになっていると、充電池が消耗してすぐに使えない・・・という悲しい状態になってしまいます。
そんなときでも、日なたに10分も放っておけば回復します。
そのデジタルテスターのダイアル部、レンジ切替の際のクリック感を出すための樹脂の出っ張りが折れてしまったのです。
以前にもこの部分の根本にひびが入り、接着剤で補修して使っていたのですが、今回は下の写真のように完全に「ポキッ」。
残念ですが、自力では修理できません。
何年も前の製品ですでに廃番になっているのですが、とりあえずダメもとで日置に「保守用パーツ残っているか?」と問い合わせてみました。返答待ちです。
回路的にはまだまだ使えるので、このまま諦めるのはちょっともったいないのです。
→ 先ほど日置の大阪営業所から電話がありまして『高額な計器については補修パーツをストックしているが、3242は申し訳ないがパーツを置いていない』ということで、修理部品なし!。
さぁてどうしよう。折れた先端をエポキシ接着剤でくっつけてみます。
→とりあえず修理完了。動きはぎこちないですが、使えるようになりました。
電子回路工作をするなら、まずそろえなければならない計器がテスターでしょう。
デジタルテスターがずいぶん安くなりましたが「針式(アナログ)テスター」も手放せません。
トラブルシュートの時など、ちょちょっと素早くあたりをつけるのに便利なのです。
こんなとき正確さは不要です。デジタルテスターの応答速度ではまどろっこしいのです。
インピーダンスが低い(内部抵抗が低い)のも好都合で、ノイズの影響を受けにくいので助かるります。
デジタルテスターにアナログのバー表示が付いているものがありますが、残念ながらあまり役に立ったことはありません。
しかし、針式の使いやすいテスターが無くなりましたね。
日置の3012
http://www.hioki.co.jp/jp/product/discon/field/3012J-79.pdf
というのが、好きだったのですが。
残念ながら現場に忘れてきてしまって手元にありません。
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2005年7月27日 15時09分
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http://www.hioki.co.jp/jp/product/discon/field/3207J-80.pdfにある3207を今でも持っています。使うことは少なくなってしまいましたが、一時期は現場に持ち出すのに重宝しました。
レンジ切り替えダイアルの動きがシブくなりましたが、まぁ使えます。
今度この部分がダメになったときは、もうちょと工夫してちゃんと修理したいと思います。
読ませてもらってから,通勤の道々,自分ならどうするかなぁと考えていました。相手が金属ならまだしも,合成樹脂ですから,接着も容易ではないでしょうし,接着剤がはみ出した部分をうまく削らないことには動かないだろうし,そうすると接着力はさほど強く望めないだろうし,それに樹脂に合う接着剤の見極めも難しいですよね。瞬間接着剤・ホットメルト・2液混合のエポキシ・いわゆるボンドと呼ばれるゴム系・etc.
使ったのは2液のエポキシ接着剤です。急速硬化タイプで、ある程度固まりかけたときにちょこちょこ触って成形。その後、朝まで放置ということで固めます。
完全に硬化してから、カッターの先で不要部分を削り、なんとか使えるようにしました。
今度ダメになったら、プラ板から削り出してベロを作ることにします。
zaqのブログ・システム、何かバグがあるのかな?