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2009年03月07日(土)
「火山に魅せられた男たち」
図書館から借りてきた本です。
「火山に魅せられた男たち」


副題が「噴火予知に命がけで挑む科学者の物語」
ディック・トンプソン著/山越幸江訳

1980年 セントヘレンズ山噴火
1991年 ピナツボ火山噴火

この二つの火山を中心にして火山学者達がどんな活動をしていたか、
そのドキュメンタリーです。
ピナツボ火山が噴火している時、日本では「雲仙普賢岳」が噴火しています。
その火砕流に巻き込まれ、報道陣らとともに火山学者であるクラフト夫妻
ハリー・グリッケン氏が死亡しています。
この事故の話しがピナツボ火山を観測している現地の科学者達に伝わる様子も
描かれています。

セントヘレンズ火山の時には、コンピュータなど観測機器がまだ発展していません。
それがピナツボ火山になると、ずいぶん進歩しています。
なかなか興味深い本でした。


それと訳者の山越幸江さん、あれこれ面白い本を手がけておられるようです。
・ケプラー疑惑:ティコ・ブラーエの死の謎と盗まれた観測記録
・星間旅行への誘い
・地球が熱くなる:人為的温室効果の脅威
・証人席の微量元素
・物理学者は空を見て考える
・物理学者は山で何を考える
・宇宙の「超」ひみつを知ろう
・ヒトの「超」ひみつを知ろう
・動物の「超」ひみつを知ろう
 などなど


2009年3月7日 05時43分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・本 / ・サイエンス |
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