抵抗一本で
ずいぶん悩みました。
他人が設計した装置の修理。
回路図はあるけど、やっぱ、人の設計やし動作をつかむのがたいへん。
で、あれこれ…
オシロで見て、テスターで計って、導通チェックして…
そしたら、悪い部品を発見!
交換して試運転したら、ある程度動くとこまできたけど、まだ動作が不安定。
アナログ回路が絡んでいる。
それもパワー回路で、フィードバック制御。
出力の状態が入力に反映されてグルグルと。
どこが悪いねん?
試行錯誤して悩みまくって発見したのがコレ↓
左から「茶緑橙金」 (第一色目、写真写りが悪いですが茶です)
ということは「15kΩ」。
液晶表示は、テスターの指示値。kΩレンジ。
飛ぶなら飛ぶ! 短絡するなら短絡する!で故障してよ!
中途半端な故障モードで安定するから、もう。イヤや!
抵抗一本でえらい時間を食ってしまいましたわ。
「1988年製造」の回路でした。
電解コンデンサは、のきなみ交換です。
「まだまだ使うゾ〜」とのこと。
メカ屋さんはものもちがいいです。
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2009年7月3日 14時16分
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感心というか、なんというか、、
周辺の故障状況からして、この抵抗に想定外の過電圧が加わったようです。
焼損してくれればわかりやすかったのですが、微妙なところで耐えたのでしょう。
内部の抵抗体が、きっと半焼けしているのでは。
それで抵抗値が上がってしまったのかと想像しています。
この抵抗が帰還系に入っていたため、故障原因の追求に思いのほか時間がかかってしました。
外観は正常ですし。
基板にもコゲの痕跡なんてありませんでした。