『坂の上の雲』関連
NHKで放送が始まった『坂の上の雲』に関連して、図書館で本を借りて
きました。
「日本海海戦」絡みでとりあえずこの3冊。
正月休みに読みました。
左端が石原藤夫先生の「国際通信の日本史」。
これが面白かった。
海底ケーブルの話です。
日本海海戦といや初期の無線通信が活躍しましたが、無線が実用される前
に海底ケーブル電信網が構築されていたというわけです。
今、領土問題に揺れる「竹島」に、当時は日本の海底ケーブル中継基地が
あったと示されているのも興味深いです。
※参考:竹島と日露戦争(オロモルフ)
※検索:「竹島 海底ケーブル」
石原藤夫さんといや、SF作家というイメージだったのですが(SFマガジンに
連載されていた《光世紀世界》の話が面白かった)、こんな本を書いておら
れたとは知りませんでした。
真ん中が「戦艦三笠すべての動き」。
監修が吉村昭さん。
戦艦三笠で書かれた日誌が元ですので、漢字+カナの文語体。
ちょっと読みにくいですが、なかなか生々しいです。
日本海海戦で打ち込まれた露軍砲弾の被害などの図も出てきます。
戦死傷者の報告も。
また、食料などどれだけ船に搭載するのかとか、日誌ですのでことこまかく
記されています。
(食材の数量記入、その単位が不明なのが残念)
ページのところどころに現代文で解説が入っています。
右端が「日本海海戦から100年」。
著者はアルゼンチンの観戦武官として日本海海戦に遭遇。
その観戦報告を元に話が進みます。
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2010年1月6日 04時53分
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