「壊れても仏像」
図書館で借りてきた本です。
飯泉 太子宗(いいずみ としたか)著「壊れても仏像―文化財修復のはなし」
壊れた仏像をどうやって修理するのか、そもそも仏像は何で壊れてしまうのか、
ゆるいイラストとともに仏像修理の世界を紹介しています。
仏像が壊れる原因、接着剤として使われている膠(ニカワ)の劣化。
一刀彫で作られたモノ以外は、寄せ木細工でできています。
どういうわけかクギ(鉄ではなく木で)をケチっているものがあり、
何百年も経つとニカワの接着力が無くなって、くっついていた部品がバラバラに
てなことになってしまうそうです。
薬師如来ではこんなことも (イラスト、絶妙の味…)
部品が替われば釈迦如来になったり阿弥陀如来になったり。
仏像搬出ではこんなお姿に (本では写真もありますよ)
図書館の本、自分の専門とは違う分野の本を読めるのが楽しいです。
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2010年3月17日 06時14分
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