ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
★ZAQのBlogari停止のため、あれこれ「データ吸い出し」対策しています。 新規記事はとりあえず停止。 コメント書き込みはまだ有効です。 (JH3DBO 下間憲行)
2010年03月20日(土)
修理依頼
ご近所にある機械屋さんからの修理依頼。
とある1軸送り装置の制御リモコン、これが動かない。



装置が作られたのが1990年。20年選手。
油にまみれてシートパネルもよれよれ。

メーカに言っても、修理不能。
部品がないとかエンジニアがいないとか、なんだかんだと修理を拒否。
新しいのを買ってもらいたいのだろう。
で、私とこに「なんとかなるかな〜?」っと相談が来た次第。

さっそく解体。
表面のパネルは樹脂ケースに「接着剤」で固定。
   (20年経って接着剤が劣化していたからすぐ外れたけど、
    なんというメンテナンス性…)


装置本体とリモコンは20芯ばかりの多芯ケーブルで接続。
20年使われて、怪しい状態だったのでコネクタ部をバラして点検。
まずは導通チェック。 …異常なし。

次に電源電圧チェック …あきません。 5Vが出てきません。
リモコン基板の電源・GND間をテスターの抵抗レンジで計ると …5Ωくらい。
ほぼ短絡してますがな。
これでは通電してもあきません。
何が悪さしてるっと、基板を見ますと …やってます。
電解コンデンサの液漏れ。
5コ使われているすべての電解コンが×。

基板パターンの色が変わっています。

レジストの下にある銅箔に染み込んだのでしょう。

コンデンサを外すとこんな具合。


他の場所では、パターンが溶けていました。



スルーホールも×。

この黒くなった部分、エポキシ基材がサクサクになっていて、どうやら
発熱して焦げた様子。



お漏らしコンデンサご一行様。


コンデンサを付け替え、基板パターンを補修して修理完了。
無事に動くようになりました。(喜)

次は装置本体側なんだろうな…


2010年3月20日 05時20分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 |
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