菊水5650Eオシロスコープ
昨日の現場へ持っていったオシロ、菊水電子計測器の「5650E」。
アナログ信号を見たかったので、あえてこれの出番となりました。
30年選手です。
この仕事をしはじめてしばらくして買ったもの。(1979年創業)
スイッチやボリュームが接触不良ぽいですが、まだまだ使えます。
持ち上げたとき、ケースの中でなにやらカラコロ音がしたので、点検のため
開けてみました。
出てきたのはリード線のビニール外皮。
配線作業しているときに通気口からケース内に飛び込んだのでしょう。
そのままでも実害はありませんでした。
せっかくですので中身を撮影。
ファンが付いていないので、中はけっこうキレイ。
ファン有りだとホコリがぁ〜っとなるところなんでしょうが…。
電源部とCAL信号発生、水平軸の回路。
さすがに、電解コンデンサがあやしいです。
垂直軸回路。
2chですので、2系統。
左側のシールドボックスはレンジ切り替えスイッチ。
軸が延長されたボリュームは、position調整用。
水平軸回路。
「B掃引」が付いていますので、タイミング回路も2系統。
ブラウン管。
あまり触りたくありません。
珍しいのがこれ。 信号遅延線。
単なる同軸ケーブルではありません。
芯線とその外側にスパイラス線、そしてもうひとつ外側に網線。
カタログだと「120nS」と記されています。
垂直軸信号をこれで遅らせ、トリガー点より前の波形を見ようという
ものです。
今風のデジタルオシロには関係のないパーツです。
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2010年4月6日 16時24分
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