菊水5650Eオシロスコープ
昨日の現場へ持っていったオシロ、菊水電子計測器の「5650E」。
![](../img/img_box/img20100406162735854.jpg)
アナログ信号を見たかったので、あえてこれの出番となりました。
30年選手です。
この仕事をしはじめてしばらくして買ったもの。(1979年創業)
スイッチやボリュームが接触不良ぽいですが、まだまだ使えます。
持ち上げたとき、ケースの中でなにやらカラコロ音がしたので、点検のため
開けてみました。
出てきたのはリード線のビニール外皮。
配線作業しているときに通気口からケース内に飛び込んだのでしょう。
そのままでも実害はありませんでした。
せっかくですので中身を撮影。
ファンが付いていないので、中はけっこうキレイ。
ファン有りだとホコリがぁ〜っとなるところなんでしょうが…。
電源部とCAL信号発生、水平軸の回路。
![](../img/img_box/img20100406163308546.jpg)
さすがに、電解コンデンサがあやしいです。
垂直軸回路。
![](../img/img_box/img20100406163412478.jpg)
2chですので、2系統。
左側のシールドボックスはレンジ切り替えスイッチ。
軸が延長されたボリュームは、position調整用。
水平軸回路。
![](../img/img_box/img20100406163609996.jpg)
「B掃引」が付いていますので、タイミング回路も2系統。
ブラウン管。
![](../img/img_box/img20100406163844674.jpg)
あまり触りたくありません。
珍しいのがこれ。 信号遅延線。
![](../img/img_box/img20100406163858836.jpg)
単なる同軸ケーブルではありません。
芯線とその外側にスパイラス線、そしてもうひとつ外側に網線。
カタログだと「120nS」と記されています。
垂直軸信号をこれで遅らせ、トリガー点より前の波形を見ようという
ものです。
今風のデジタルオシロには関係のないパーツです。
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2010年4月6日 16時24分
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