「神経ガス戦争の世界史」
図書館で借りてきた本なんですが、これを読みたいっとタイトルで
検索したわけじゃありません。
たまたま検索語として入力した「戦争」だったか「世界史」だったかに
引っかったように記憶しています。
「神経ガス戦争の世界史」
写真では字が小さくなってしまいましたが、サブタイトルが
「第一次世界大戦からアル=カーイダまで」。
毒ガスのお話しです。
悲惨な第一次世界大戦から始まって、おおっぴらには使われなかった
第二次世界大戦。
でも、各国は毒ガスを開発して製造、砲弾や爆弾に注入して備蓄。
どんどん新タイプの強力なガスができてきます。
終戦後、核兵器が出現しても、なお毒ガスの製造が続きます。
毒ガスが実際に使われたイラン・イラク戦争。
そして1995年に東京で毒ガスを使った無差別テロが発生。
オウム真理教が起こした地下鉄サリン事件です。
この事件についても詳しく記されています。
サリンの精製純度が30%しかなく、これが80%くらいにまで純度が
上がっていたら、1000人を越える死者数になったのではないかと…
図表や写真はほとんどありませんが、巻末に載せてある参考資料の
一覧がすごい量です。
日本で起こった地下鉄サリン事件に関して書かれたたくさんの本が
英訳されて海外で出版されているのが印象的です。
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2010年5月20日 16時00分
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