マッドな科学者
図書館で借りてきた戦争映画でわかるメカとウエポン/大久保義信を読んでいて、
ちょっと驚きの記述がありました。
解説されていた映画の題は「ブラック・プロジェクト」。
実在したの科学者がモデル。 暗殺されちゃいます。
その科学者の名はジェラルド・ブル。 大砲の専門家。
なにがマッドかと言いますと、大砲の弾を宇宙空間にまで上げちゃった。
一般に宇宙空間は地上から100km以上を言います。
この人、180kmの高さまで大砲で弾を打ち上げたんです。
もちろん衛星軌道には乗りませんよ。
打ち上げたんが落ちてくるだけですが、初速だけで宇宙空間まで弾を
届かしたんです。
初速3.6km/s。
英語版WikipediaにProject HARP
で、発射した瞬間の写真が出ています。
結局ロケット・ミサイル技術が進歩してこの計画は中止。
この人、ほんとに大砲が好きだったんでしょうね、イラクのサダム・フセイン
大統領のところへ行っちゃてすごいのを開発。
プロジェクトの名は「バビロン計画」。 (機動警察パトレイバーかいな!)
それで暗殺…
その能力、平和利用できそうな気がするんですがねぇ。
動画も出てきますね。
・harp.avi
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2010年6月8日 08時34分
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