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2010年08月23日(月)
事故の本2冊
図書館にはほんとお世話になっています。
今回は、航空機事故と鉄道事故の本。

まず飛行機関連。
「墜落か生還か」 スタンリー スチュワート著



「もうあかん」というところで助かったさまざまな航空機事故が紹介されています。
飛行機と管制官との通信内容を追うだけでもおもしろい。
ジャンボありトライスターあり。日本の「YS-11」も出てきます。
この本の事故例、みんな生還していますんで安心して読めます。
事故原因は様々。
当該機のパイロットも頑張ります。
それに管制官や他の航空機の支援を得て無事着陸。
そんなお話しがいっぱい。


もうひとつが鉄道の話し。

続・事故の鉄道史 佐々木冨泰、網谷りょういち著


この本、いつも行く東成図書館の本ですんで、何度か読み直しています。
今回は表紙にもある「餘部橋梁」。
余部橋梁(つづき2) - なんぎな日記で、新橋梁開通との話しが出ていたので
どんな事故だったのか思い出すために借りてきました。

列車転落の様子。

(クリックで拡大↑)

1986年の事故だったんですね。
上の図、左が京都なんで海から見たところ。

1968年から8年かけて改良工事が行われています。
著者はこの工事のせいで橋梁の剛性が変わり、列車転覆に至ったのではないかと推測。
事故後、橋梁上のレールが曲がっていることと、DLが引っ張っていた客車の最後尾からではなく
中央部の列車から転落が始まったことを問題にしています。

新しい餘部橋梁、そのうち見に行かなくっちゃと思っています。


2010年8月23日 17時31分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(0) |
| ・本 |
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餘部鉄橋の事故の教訓は,品質管理の責任者をやっていた当時,よく引用しました。
発車を認めたのは誰かという責任追及は,当然厳しくなされます。しかし,危ないからと言って発車を止めた人がいても,だれも「よくやった」とほめてはくれません。むしろ「なんだこれくらい」と上司や関係者から判断を覆すような圧力がかかるかも知れない と,私は思いました。
抜き取り検査の結果から,出荷の停止,製造ラインのストップ,など決断するには,科学的根拠と勇気がいるものです。ほめられることのない職種,事故の未然防止ができて当たり前なんですから。
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