LTC3400の特性
電池電圧チェッカー組み立てキットで使っているDCコンIC「LTC3400」の
特性を調べてみました。
電池1本で3.3V100mAが引き出せるという性能がうたわれています。
どれだけ電池からエネルギーを搾り取れるか、というところが味噌でしょう。
コイルとコンデンサ、それに出力電圧を決める抵抗が2本。
これだけで動きます。
そして、このサンプル回路↓には出力ダイオードD1が記されています。
低電圧起動させるとき、これが効きます。
今回はこのダイオードを付けての実験です。
コイル=10uH、出力コンデンサ(C2)=10uF(OSコン)で行いました。
まず、出力3.3Vのときの特性。
負荷電流を変えながら、入力電圧を変化。
そのときの出力電圧と入力電流を測定しています。
1.1Vのラインがへんに曲がっているのは入力電流制限(1A)にかかったから。
電池電圧が1V以上あれば3.3V100mAは取れそうです。
ただ、そのとき電池には400mA以上の電流が流れますので、電池内部抵抗に
よるドロップとか、電池ホルダーの接触抵抗がきいてきます。
出力を5Vに設定するとこのようになります。
入力電圧が0.8Vだと、起動はするけど電流はとれず。
0.9Vになると20mAほど。
電圧が上がると、徐々に引き出せる電流が大きくなってきますが、
入力電流制限(1Aに設定)にひっかかって、電圧がドロップしています。
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2010年11月4日 17時13分
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