G2Eリレー互換品の耐久試験
※前記事:オムロンG2E互換リレー届きました
やってきたG2E互換品、その耐久テストをしてみました。
負荷はAC100Vコイルの松下HC2リレー。
これを毎秒3回くらい、およそ毎時一万回でオンオフします。
ただしG2E側の接点にノイズサプレッサは入れません。
(普通は入れるんですがね)
そして、実験したオンオフのタイミングは2種類。
電源に同期させるか非同期か。
同期させた場合はAC100V波形のゼロクロス付近で、開閉が行われます。
ですんで、接点にやさしいわけです。
開閉回数は百万回。
接点の接触抵抗を計ります。
その結果…
・初期値 18mΩ前後
・同期開閉 30mΩ前後
・非同期 5〜8Ω
やっぱりな結果が出ました。
非同期に開閉すると、接点が無理がかかります。
それでも、負荷に比べて接触抵抗は小さいのでオンオフはされています。
接触不良状態には至っていません。
百万回開閉後のリレー接点を見ていただきましょう。
これがやってきた互換品。
百万回開閉後に解体。
これが電源同期で百万回開閉した接点。
そして電源非同期で試した接点。
黒いススのようなものが付着しています。
これをアルコールでぬぐってみました。
接点素材が溶けている感じです。
接点にノイズサプレッサ(CRによるスナバー回路)を入れるとどうなるか?
実験を続けてみます。
★まとめ 居酒屋ガレージ:オムロンG2Eリレーが廃番に
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2010年12月7日 09時45分
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メーカか代理店に教えてあげれば、今後の取引にメリットが有るかもしれません。
リレーコイルに並列接続し、次の実験を始めました。
接点に並列だと、60Hzのリーク電流でリレーがオフしない
ことがあるんで、コイルに並列です。
数個のサンプルでの耐久試験はあまり意味がないんじゃないかと思います。だめなやつはだめだし、いいやつはいい。たまたまいいのにあたったのかもしれません。
ちゃんとしたメーカーならばらつきは少ないでしょうけど、互換メーカーは解りませんね。最初から接点動かないのもあるし。あとメカものなので消費者に届くまでの衝撃の影響も少なからずあると思います。佐川急便が投げたりしますから(汗)
文字認証しているのに何でスパムが入るんでしょうね。ロボットじゃなくて人間が入れているんでしょうか?
当たりはずれがあるのは認識しています。
製品のバラツキを見るのが目的じゃありませんし。
電子部品じゃありませんが、某国からの輸入品で「箱に石が入っていた」
てな実話を聞いています。
「重さを合わせたな〜」っと、ひどいことに。
今回、百万回開閉後のリレー接点って見るのも初めてだし。
故障修理でリレー接点の異常は幾度も見ています。
でも、今回のように開閉回数を管理しての実験なんて初体験。
電源の同期開閉、そして電源非同期でノイズサプレッサ
(サージキラー)の有無。
これらの違いを見るのも初体験。
頭で理解していても、百万回開閉後の接点、実物を見るのは
興味深いものです。
スパム書き込み、ご苦労なことです。
開封してみると、接点部分が真っ黒で、抵抗が上がり、発熱し、稼動部分の途中がひん曲がってました。
その後、オムロン製に戻しましたが、2年目ですが問題なしで動作中です。
その後、これの在庫品はすべてゴミとしました。
オリジナルのブツが手に入れば苦労はありません(笑)
で、どんな電源でどんな負荷をどんな頻度で開閉していたのでしょうか?
単純なオン・オフ?
B接も使っていたのかな?
そして、今週月曜日にこんな互換品を見つけています。