「線路工手の唄が聞えた」
橋本 克彦(はしもと かつひこ)著
『線路工手の唄が聞えた』が図書館からやってきました。
「鉄歌」:2011年01月10日にJF3BEIさんがコメントしてくれたので、そのつながりです。
JRではなく「日本国有鉄道」時代の話し。
男達が機械力に頼らず、人のチカラで鉄道線路の守り続けた頃の、「道床搗き固め
音頭」を語っています。
この保線作業、国鉄では「タンピング作業」とか「道床搗き固め作業」と呼んで
いました。
使った道具はこれ↓
ツルハシに似ていますが「ビーター」という名です。
作業の様子が写真に出ています。
その図解↓
枕木一本に対し、周囲の砂利に何十回もビーターを打ち下ろし、線路の歪みを
直すのです。
気の遠くなる作業。
その時に唄われていたのが「道床搗き固め音頭」なのです。
地方により、あるいは工手グループにより微妙に唄が変化。
誌面では、さまざまな歌詞は記されているのですが、残念ながら印刷ではその
リズムは伝わってきません。
どこかに音源はないかしら。
※関連
・タイタンパー
・マルチプルタイタンパー
※唄の例
トコショット コイショット
ハイ 我等の コイ 鉄道
コイ チカラの ハイ 限りを
ハイ 打ち込め コイ 保線の この魂
トコショット コイショット
ハイ 輸送の コイ 安全
コイ がっちりと ハイ 意気持て
ハイ 打ち込め コイ 水鉄の この魂
(水戸鉄道管理局だから)
トコショット コイショット
とこつかまったら ハイ 出ましょ
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2011年1月17日 14時21分
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どなたか、LDプレイヤーをお持ちなら
その方が早いのですが。
パッと見て数ミリのズレが直ぐ判るって
スゴいですね。
初期のステッパーの話を思い出しました。
地域の会館にカラオケ用として置いてあったんですが、もうなかったはず。
倉庫にでも置いてあるかな?
確かめてみます。
12:55〜
http://www.youtube.com/watch?v=KIJVtx1qNDA
危険!!
列車が来る直前まで映画撮影用作業・・・。
このフィルム、弁天町の交通科学博物館でライブラリを見たことがあったのです。
雪崩の話が始まって、17分20秒あたりに当時の「携帯電話」が出てきます。
無線じゃなく有線です。