こいつがノイズを撒いていた
お片づけをしていて発掘した装置です。
パイオニア製の家庭用電話交換機。
型番は「TFX-104MK2」
1989年製ですんで、そんなに昔じゃありません。
家の中の電話機どうしで内線呼び出しと通話、そして外線の制御を行います。
電源はAC100V。
こいつ、便利に使っていたのですがHF帯にノイズを撒き散らしていたのです。
それも…
・単独では大丈夫。
・内線だけの接続でもOK。
・内線電話をつなぎ外線のライン(NTTの線ね)をつなぐと、HF帯にノイズ。
もともとHF帯のノイズレベルが大きい都会の真ん中、近所に工場もあるという
環境です。
これを使い始めた頃には、HF帯には出なくなってましたから、これが出すノイズ
に気付かなかったのです。
あるとき、「こいつや! こいつが悪いんや!」っとなりまして、メーカーと
あれこれやりとり。
ラインフィルタにノイズフィルタを付けてみてっと送ってきてくれましたが×。
「アースしてみてくれ」なんて指示も。
装置を送り返して調べてもらいましたが、単体ではノイズ輻射の規格は満足し
ているということでお手上げ。
「外部電源にしてみるから、資料(回路図)頂戴!」と言ってもダメ。
結局、解決不能。
電話線から取り外して使わなくなってしまったのです。
それをほかさず、ジャンク箱に入れ大事に埋没させていたというわけです。
せっかくですので中身を拝見。
奥の方の二階建て別基板が電源と電話機接続部。
外装はプラスチック。
でも、基板の下にはシールド用の金属板が敷かれています。
電源部基板の部品面。
左側が電源回路。
外線や電話機接続ラインにはちゃんとフィルタが入っています。
それでもダメだったんです。
その後はコードレス電話にしました。
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2011年4月1日 10時23分
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