じいちゃんが建てた
50年前の写真#3に出ている私の祖父。
じいちゃんにまつわる話を昨晩あった町会の会合で聞いてきました。
『うちの家、下間君のおじいさんに建ててもうてんで』
っとご近所の町会長さん。
祖父、左官屋の頭をしてました。
でも実体はなんでも屋。
家を建てるとなると、大工さんや職人さんを手配して、材料を集め
てという、今でいう「コーディネータ」ですな。
そのおうちの棟上げのとき、当時まだチビだった町会長さんに
じいちゃんが次のような指示。
『新品のバケツ買っといで』
『そのバケツ持って、今里の関東煮き屋行って、いっぱい入れてもらっといで』
これを肴に棟上げの宴会だったそうな。
いやぁ、豪傑です。
この話、知りませんでした。
昨晩、はじめて聞いたのです。
このほか、
『ジェーン台風であちこちの屋根瓦が飛んでもて、瓦が取り合い
になって手に入れへんから屋根の修理でけへん』
『そんなとき、どっから持ってきたんかわかれへんけど、下間君の
おじいさんが瓦を手配してくれて、近所、大助かりやってんで〜』
この話もはじめて。
いい話を聞かせてもらいました。
祖父に感謝です。
※件の関東煮屋さん、google ストリートビューがあるうちに保存。
看板
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2011年5月29日 07時17分
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親父の若い時の話は聴けますが
じいちゃんとなるとなかなか聴けません。
ひとごとながら、何か嬉しい。
その時の「関東炊き屋」が今でも在るのも素晴らしい。
いっぺんガレージのと食べ比べたいものです。
ブリキバケツにいっぱい入った関東煮き。
重かったでしょうね。
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君のおじいさんがまだ若かった頃から
ここはガレージでな。
お好み焼き焼いたり関東煮き炊いたりして
もっとようけの人が毎晩皆寄ってワイワイ呑んだもんや。
おばあちゃんに訊いてみ。
なんぼでもその頃のオモロイ話聴けるで。
そらもうしゃべり出したら止まらへんで。
まあ差し詰め
君は「三代目居酒屋ガレージ店主」やな・・・。
.
バケツは当然ですがブリキバケツ。
新聞紙かぶせて、自転車に乗せてきたそうな。
今の日本(の政治家っつか総理大臣レベル)に一番居て欲しいタイプの人のような気もしますね。
一人で何でもやる(やろうとする)というよりも、適材適所をしっかりと手配できるという所なんかがね…
単に酒飲みの豪傑というだけで、政治家タイプじゃありません。
街の便利屋さんだったのでしょうね。