TL494で60Hzインバータ
ちょっと実験して失敗というお話しです。
DC12VのバッテリからAC100Vを作ってみようという試み。
パワートランジスタを60Hzのプッシュプルで駆動。
トランスで昇圧してAC100Vを出そうとしたのです。
手元にあったスイッチレギュレータ・コントロールIC 「TL494」を使いました。
ところが…
TL494が60Hzで使えない。
発振周波数は倍の120Hz。
この周波数だと、IC内部の1/2回路がうまいこと動いてくれないのです。
波形を見てもらいましょう。 (クリックで拡大します)
まず500Hzくらい。
正常に駆動パルス(緑・青波形)が出ています。
ところが400Hzくらいにまで発振周波数(黄波形)を下げると…
波形が飛びます。
もっと周波数を下げると
あれまぁ。
細いパルスしか見えません。
周波数が低くなると、1/2するフリップフロップがおかしくなるようです。
その部分を拡大します。
クロックがゆっくりになり傾斜がゆるくなると、分周をミスするのでしょう。
別メーカーの互換ICでも探すかなぁ…
違う方法で実験を進めるか…
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2011年6月4日 09時40分
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今回の失敗.は、DC12v−>AC12v−>AC100vっとしている所でしょうか??
APC社のUPSを分解すれば、勉強に役立つと思いますが、、、
DC12v(UPS-DC24v)−>DC5v程度の電圧で出力周波数をPowerMOS-FETで作成
(商用AC100vとショートしないように、商用電源と波形を同期させる。)−>
AC12v(24v)−>大容量トランスで出力電力を上げるとともに、出来るだけ正弦波に近い波形にする。
(コンデンサやインダクタを使用)−>
AC12v−>AC100vに大容量トランスで変換して終了です。
大容量トランスは、市販品のでは出力電力が得られません。
一般的に市販品の大型トランスでは、2A〜5A位です。
これがトランスでDC-AC変換方法です。
一般的な、スイッチング電源アダプターの電圧処理を通常AC100v〜DC12v他ですが。
これをDC12v〜AC100vへアップスイッチング電源アダプタを作りましょう。
スイッチング電源は、トランス方式電源より変換効率がよくロスが少ないです。
(ただし、アップスイッチング電源アダプタは、高い・大きい・キット販売はない)っと言う欠点があります。
CQ出版のトラ技を購読していると、DC−>AC高効率変換回路図が時々載っています。
トラ技に限らず、PWM高電圧昇圧回路(IC1つ)があります。
AC出力波形が正弦波でない時は、大型コンデンサ・自作インダクタ・大容量トランスを使用して、
綺麗な正弦波を作ります。