「写真でたどる第五福竜丸」
土曜日、ケーブルテレビで第五福竜丸(1959年の映画)をやっていました。
昔にも見た記憶はあるのですが、その映像に思わず引き込まれてしまいました。
甲板に上げたサカナ(マグロやカジキにサメ)、ホンマに〆てます。
サカナの頭をカケヤでドン。
エラや腹をを包丁でグサグサグサ。
血が〜〜
モノクロ映画だから許せるのか…
主役は無線長役の宇野重吉さん。
そしてその妻役が乙羽信子さん。
事件が起こってからすぐの撮影だったからなんでしょうね、道路や鉄道、街並み、
昭和30年になる前の日本が興味深く描かれています。
で、第五福竜丸の勉強をということで、図書館から借りてきたのが
「写真でたどる第五福竜丸」。
「ビキニ水爆実験被災50周年記念」とサブタイトル。
サイエンス関連で興味を引くのが当時の「ガイガーカウンタ」。
本では「ガイガー計数管」と記されています。
上部中央の拡大↓
そして、当時日本に一台しかなかったという「シンチレーションカウンタ」。
無線関連では第五福竜丸の無線機。
右上が受信機。
左上と右下が無線電信送信機
左下の説明が変圧器と電鍵となっていますが、キーをこんなところに
くっつけるかどうかはちょっと疑問。
当時の新聞記事から、
「東京の雨から1リットルあたり毎分4000〜5000カウント」
「京都で8万カウント」…
ビキニ水爆(ブラボー)がなぜ予測の3倍の爆発力が出たのか…
こんなことが書かれています。
『リチウム6の濃縮が不十分で、リチウム7が重水素と融合して出来た
高速中性子が加わって、タンパー・ウランの核分裂エネルギーが予想を
著しく越えた。』
実験現場からワシントンへの通信は
『予想以上の大成功』だったとか。
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2011年8月9日 08時46分
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