ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
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2011年08月09日(火)
「写真でたどる第五福竜丸」
土曜日、ケーブルテレビで第五福竜丸(1959年の映画)をやっていました。
昔にも見た記憶はあるのですが、その映像に思わず引き込まれてしまいました。

甲板に上げたサカナ(マグロやカジキにサメ)、ホンマに〆てます。
サカナの頭をカケヤでドン。
エラや腹をを包丁でグサグサグサ。
  血が〜〜
モノクロ映画だから許せるのか…

主役は無線長役の宇野重吉さん。
そしてその妻役が乙羽信子さん。
事件が起こってからすぐの撮影だったからなんでしょうね、道路や鉄道、街並み、
昭和30年になる前の日本が興味深く描かれています。

で、第五福竜丸の勉強をということで、図書館から借りてきたのが
「写真でたどる第五福竜丸」
「ビキニ水爆実験被災50周年記念」とサブタイトル。




サイエンス関連で興味を引くのが当時の「ガイガーカウンタ」。



本では「ガイガー計数管」と記されています。

上部中央の拡大↓


そして、当時日本に一台しかなかったという「シンチレーションカウンタ」。



無線関連では第五福竜丸の無線機。


右上が受信機。
左上と右下が無線電信送信機
左下の説明が変圧器と電鍵となっていますが、キーをこんなところに
くっつけるかどうかはちょっと疑問。


当時の新聞記事から、
「東京の雨から1リットルあたり毎分4000〜5000カウント」
「京都で8万カウント」…


ビキニ水爆(ブラボー)がなぜ予測の3倍の爆発力が出たのか…
こんなことが書かれています。
『リチウム6の濃縮が不十分で、リチウム7が重水素と融合して出来た
高速中性子が加わって、タンパー・ウランの核分裂エネルギーが予想を
著しく越えた。』

実験現場からワシントンへの通信は
『予想以上の大成功』だったとか。





2011年8月9日 08時46分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・本 / ・サイエンス |
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