比較的安価な放射線測定器の性能
独立行政法人 国民生活センター発表、「比較的安価な放射線測定器の性能」。
★報告書(pdf)
※以下、引用
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主なテスト結果
・自然放射線の測定試験
参考品を除く9銘柄は通常の環境程度以下の自然放射線を正確に測定できなかった。
・セシウム137由来のガンマ線測定試験
参考品を除く9銘柄は、照射線量率と測定値に相関がみられたが、総じて正味値が低く、ばらつきも誤差も大きいため、正確な測定はできなかった。
・表示
販売サイトの広告には汚染検査に使用できることを期待させる表示が見られたが、取扱説明書等には、放射線に関連する業務での仕様を目的としているものが多かった。
インターネット通信販売サイトには、放射線を正確に測定できる旨の表示が見られたが、4銘柄は仕様に記載のある誤差範囲を超えていた。
・PSEマーク
2銘柄で充電器にPSEマークの表示がなく、プラグの栓刃に穴がなかったため電気用品安全法に抵触するおそれがあると考えられた。
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比較基準となったのは「日立アロカメディカル株」製の「TCS-171(電池式)」
定価 588,000円(税込み)。
PDFを見ると、みな中華製。
購入価格も載ってます。
そして、「プラグの栓刃に穴がなかった」ってどんなのと思ったら、
ちゃんと写真が出てました。
こんなのがあるんだ。 こんな足:⊃
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2011年9月9日 08時32分
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「個人用線量計」なのですね。
ということはポケットに入れて作業中に持ち歩くような…
放射線がセンサーに入ってくる方向をを想定しないと、ということですね。
ご指摘のHPを作られている方、こりゃぜひ国民生活センターに申し入れしてもらわなくっちゃ。
報告書見ましたが、
>放射線測定器の種類について
の項も違和感ありです。
GM管のは、放射線入線による放電時のパルス電流が何回流れたかを「計数」しているだけなので・・・
>シグナルを電気的に増幅
というのは的外れ。
シンチレーション式のは、
シンチレータの発光を受光素子(フォトダイオード等)で検出し、電気信号として・・・となるべきで、
肝心の「受光素子」の部分が抜けてますね。