ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
★ZAQのBlogari停止のため、あれこれ「データ吸い出し」対策しています。 新規記事はとりあえず停止。 コメント書き込みはまだ有効です。 (JH3DBO 下間憲行)
2011年12月07日(水)
ESRを計るには
≪交流定電流方式で電池の内部抵抗を計ってみる≫で、交流の定電流回路を
ごそごそしておりました。
↑の回路の周波数は1kHz。
コンデンサのESR(抵抗分)を計る場合、もっと高い100kHzが使われているようです。

  ※ほんとなら、リアクタンスとは別位相で出てくる抵抗分だけ
   を計ればいいんでしょうが、同期検波回路を入れたりとやや
   こしい。
   100kHzだと100uFあたりのコンデンサになると、リアクタンス
   分が小さくなる。 (16ミリオーム)
   まぁ無視してまおうという考えかと。

で、ちょっと実験しましたが、「ミリオーム」を読みたいとなるとやっぱり「四端子法」
じゃないとうまくいきません。
そして100kHzと周波数が高いので、1kHzと同じような差動アンプだとCMRR
不足で、入力を短絡(ゼロオームを測定)しても出力が出てしまいまいます。

ちょっとブロック図を(クリックで拡大↓)



【Plan1】が差動アンプを使った回路。
アンプのCMRR不足で、入力短絡でも出力が出てしまうのです。
電流端子とGND系が共通なんで、同相信号が微妙に増幅されてしまうのです。


【Plan2】が入力系のGNDを分離する実験。
トランスを使います。
うまく行くんですが、シールド無しのトランスなんで漏洩磁束を拾ってしまい
微妙なんです。
V+とV-を短絡した状態で電流を流すリード線をトランスに近づけると、
リークを拾って出力が出てしまう。
あるいは、100kHzの正弦波を作っているLCフィルタのコイルに近づけても
影響があるんです。

そこで【Plan3】。
出力系を分離してみました。
この場合、定電流制御をどうするか。
二次側に検出抵抗を入れて、その両端電圧でフィードバック。
GNDを分離するためここに別電源が必要か…
電源を別にするんじゃなく、ここもトランスで信号絶縁をやってみようか
と思案中です。




2011年12月7日 15時01分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 |
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ここのはhttp://www.openreel.net/checker.htmどのくらいで測定しているのかな。
2011年12月08日(木) 09:53 by 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
どうやって測定しているんでしょうね?
最小レンジは10ミリオームのようですね。
100kHz、なかなかあなどれません。
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