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2011年12月19日(月)
単4エネループのサイクル耐久特性試験#9
単4エネループの耐久試験、1600サイクル目の充放電がおわりました。



1(赤):50サイクル目
2(緑):1000サイクル目
3(青):1400サイクル目
4(灰):1600サイクル目


前回の1400サイクル目より、急激に劣化しました。

1450〜1600サイクル目の様子を下に示します。


1(赤):1450サイクル目
2(緑):1500サイクル目
3(青):1550サイクル目
4(灰):1600サイクル目

JISの放電試験ですと、50サイクルのうち2〜48サイクルの放電条件が
「1/4C放電で2時間20分、あるいは1.0Vへの低下」となっています。
1600サイクルに近づくと、この放電終止電圧がどんどん1.0Vに近づいて
きました。
1400サイクル直後では1.17Vあったのが1548サイクル目では1.04Vまで
下がるようになってしまったのです。
冬になり、気温が低下したこともあるでしょうが、1400サイクル目以降
のグラフは「そろそろ寿命?」を感じさせるものです。
JISでの寿命判定は「50サイクル目の放電維持時間3時間未満」ですので、
まだ寿命には達していません。


ここでいったん「急速充電」して様子を見てみます。
使うのは充電時間記録機能改造「BQ-390」。



※急速充電結果

・充電時間:約87分(大電流充電は最初の4秒だけ)
・内部抵抗:260mΩ(交流定電流方式で測定)
・1Ω抵抗による放電 [グラフにするほどのものじゃありませんでした]

 分 電圧(V)
  0 1.46 …無負荷電圧
  1 1.07
  2 1.05
  3 1.03
  4 1.02
  5 1.01
  6 1.01
  7 1.01
  8 1.01
  9 1.01
 10 1.01
 11 1.01
 11 1.00 …11分で放電終了

1.0Vの放電終止電圧で、11分ちょいしか電流を流せませんでした。
0.26Ωの内部抵抗だと、1Aで0.26Vのドロップです。
内部抵抗の増大が電流を取れなくしているようです。

まだ急速充電できていますし、せっかくですんで、もうちょっと
試験を続けてみます。


※参考
電池の内部抵抗を計ってみる#2


充電器、放電器、電池チェッカーまとめ:居酒屋ガレージ



2011年12月19日 12時42分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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