AVRマイコンでピカピカ
クリスマスシーズンになると登場します。
今回、電池駆動からACアダプタ仕様に改造しました。
これまでは単3電池で「つつましく」光らせていたのです。
外部電源にしたことで、電池のもちを気にしないで良くなりました。
※技術資料
・この製作の資料は「Vector」の
AVRマイコンで作るクリスマスツリー用LED点滅回路をどうぞ。
AVRマイコン「AT90S1200」を単3電池3本で光らせていたのですが、
今シーズンは「もっと明るくせぃ」とのお告げで、電池運用から
ACアダプタによる外部電源に変えました。
ですんで、ピカピカも賑やかになっています。
「LM3909(LED点滅専用IC)」のうほう(熊サンタ)は組み替えまして、
AT90S1200の出力にトランジスタアレーを追加。
LEDの駆動電流を増やしています。
使ったトランジスタアレーは部品箱から救い出したもの。
NECの「uPA53C」。
ずいぶん昔のです。
14ピンでダーリントン・トランジスタが5回路入っています。
「雪だるま」の裏はこんな具合。
電池ボックスをくっつけていた両面テープが残っています。
こちらのほうは、マイコンの出力ポートそのままで
(とうぜん電流制限抵抗は入っている)でLEDを駆動。
「熊サンタ」のはこちら↓
マイコンの出力はHアクティブになるので、ソフトを手直し。
「AT90S1200」なんて、もう使うこと無いだろっと思っていま
した。
今回の改造で手持ちのチップ(新品残5個)が役立ちました。
※AT90S1200について
せっかくですんで、制御マイコンについて少し。
・なにせ初期のAVRマイコン。
チップを買ってきたときは外部発振(外付けXTAL)になっている。
内蔵発振器を使おうとすると、いったんパラレル・プログラミング
しなけりゃならない。
だもんで、ツールが別にいる。
新しいAVRマイコンはシリアルで発振モードを書き換え
できるようになっている。
・スタックが3レベルしかない。
割り込みを使ったら、サブルーチンのネストは2回まで。
push、popもできない。
・RAMが無い!
内部レジスタ32個がRAMがわり。
・RAMをアクセスできるポインタが一つだけ(Zレジスタ)。
・ROM内に置いたデータテーブルをアクセスする手段がないのだ!
・EEPROM64バイトが載っている。
・ポートの数、全部で15ビット。
個別に入出力が指定できる。
BLINK1.ASM:Vectorにアップしてあるソースを見ると日付が2001年11月。
10年ぶりの改造となったわけです。
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2011年12月21日 14時41分
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アセンブラでも、コメントが詳しいので、わかりやすく、
参考になります。
(特に高輝度LEDを使った方の熊サンタ)
LEDの点滅が目に入り、かんじんのサンタや雪だるまの
絵が見えない! というのです。
どうしよう… CDSで明るさを拾って輝度を変えるか…
AT90S1200には余りポートは無し。
チップを変えるか…。