ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
★ZAQのBlogari停止のため、あれこれ「データ吸い出し」対策しています。 新規記事はとりあえず停止。 コメント書き込みはまだ有効です。 (JH3DBO 下間憲行)
2011年12月21日(水)
AVRマイコンでピカピカ
クリスマスシーズンになると登場します。

今回、電池駆動からACアダプタ仕様に改造しました。
これまでは単3電池で「つつましく」光らせていたのです。
外部電源にしたことで、電池のもちを気にしないで良くなりました。






※技術資料
・この製作の資料は「Vector」
AVRマイコンで作るクリスマスツリー用LED点滅回路をどうぞ。

AVRマイコン「AT90S1200」を単3電池3本で光らせていたのですが、
今シーズンは「もっと明るくせぃ」とのお告げで、電池運用から
ACアダプタによる外部電源に変えました。
ですんで、ピカピカも賑やかになっています。

「LM3909(LED点滅専用IC)」のうほう(熊サンタ)は組み替えまして、
AT90S1200の出力にトランジスタアレーを追加。
LEDの駆動電流を増やしています。
使ったトランジスタアレーは部品箱から救い出したもの。
NECの「uPA53C」。
ずいぶん昔のです。
14ピンでダーリントン・トランジスタが5回路入っています。

「雪だるま」の裏はこんな具合。

電池ボックスをくっつけていた両面テープが残っています。
こちらのほうは、マイコンの出力ポートそのままで
(とうぜん電流制限抵抗は入っている)でLEDを駆動。

「熊サンタ」のはこちら↓


マイコンの出力はHアクティブになるので、ソフトを手直し。
「AT90S1200」なんて、もう使うこと無いだろっと思っていま
した。
今回の改造で手持ちのチップ(新品残5個)が役立ちました。


AT90S1200について
せっかくですんで、制御マイコンについて少し。
  ・なにせ初期のAVRマイコン。
   チップを買ってきたときは外部発振(外付けXTAL)になっている。
   内蔵発振器を使おうとすると、いったんパラレル・プログラミング
   しなけりゃならない。
   だもんで、ツールが別にいる。
   新しいAVRマイコンはシリアルで発振モードを書き換え
   できるようになっている。
  ・スタックが3レベルしかない。
   割り込みを使ったら、サブルーチンのネストは2回まで。
   push、popもできない。
  ・RAMが無い!
   内部レジスタ32個がRAMがわり。
  ・RAMをアクセスできるポインタが一つだけ(Zレジスタ)。
  ・ROM内に置いたデータテーブルをアクセスする手段がないのだ!
  ・EEPROM64バイトが載っている。
  ・ポートの数、全部で15ビット。
   個別に入出力が指定できる。


BLINK1.ASM:Vectorにアップしてあるソースを見ると日付が2001年11月。
10年ぶりの改造となったわけです。



2011年12月21日 14時41分 | 記事へ | コメント(2) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 |
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ちょっとの工夫がいいですね。
アセンブラでも、コメントが詳しいので、わかりやすく、
参考になります。
2011年12月23日(金) 08:41 by .居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
夜間、「明るすぎる!」っと、苦情が。
 (特に高輝度LEDを使った方の熊サンタ)

LEDの点滅が目に入り、かんじんのサンタや雪だるまの
絵が見えない! というのです。

どうしよう… CDSで明るさを拾って輝度を変えるか…
AT90S1200には余りポートは無し。
チップを変えるか…。
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