単4エネループのサイクル耐久特性試験#10
単4エネループの耐久試験、1600サイクルを終え、1800サイクル目
に向けて充放電を続けていますが、ほんとうに寿命のようです。
50サイクル単位で行われる「JIS C8708による充放電サイクル試験」、
その2〜48サイクルでは
充電:0.25Cで3時間10分
放電:0.25Cで2時間20分 (あるいは1.0Vまで)
という、電流と時間率で充放電が規定されています。
充電と放電は同じ電流ですが、放電時間÷充電時間が74%と
充電したおよそ3/4の時間でしか放電しないのです。
普通だと、エネルギーを余らせた状態でサイクル充放電が進むので
1.0Vまで電圧が低下して放電を止めるという事態にはなりません。
それが、1600サイクルを越えたあたり(現在1700サイクルの手前)
から1.0Vでの放電停止が発生するようになってきました。
記録を見ると…
1619サイクル 2時間17分 …2時間20分を切った最初のデータ
:
1646サイクル 2時間00分
1671サイクル 1時間57分
などと、放電2時間を切るデータが現れ始めています。
冬になり気温が低いのも原因の一つでしょう。
とりあえず、1800サイクルでこの実験は終わりかと考えています。
1800サイクル目の結果が出るまであと3週間ほど。
次はどの電池を試しましょうか?
それとも、実際的でないこのJISの試験とは違ったことをしてみま
しょうか?
同じJIS C8708でも「7.4.1.2.1 表10」の試験というのがあって、
充電0.3Cで4時間、放電1Cで1.0Vまでを繰り返す加速試験が規定
されています。 (大電流対応充電池向けに)
(充電方法はこの定電流以外に製造者の推奨する方法でも可
という注記があります)
★充電器、放電器、電池チェッカーまとめ:居酒屋ガレージ
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2012年1月11日 12時50分
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