ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
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2012年01月23日(月)
原発のストレステストって
原子力発電所、なんじゃかんじゃとエエかげんな話が報道されてますね。
「もんじゅ」の制御棒の制御異常。 あきませんぜ。そりゃ。


そして、関電が公表している「ストレステスト」の内容を見ると…
  ・大飯3号機
  ・大飯4号機
  ・美浜3号機

たとえば、大飯発電所4号機の安全性について(安全確保対策とストレステスト評価)

地震に関しては、基準が700gal。
緊急安全対策前だと原子炉補機冷却ポンプが1225galでアウトになって、
対策した結果、次にアウトになるのが「高電圧用開閉装置」。
これが1260galでアウトっと推定。
この対策で「3%」の耐力アップなんて報告されています。

津波だと基準が2.85m。
対策前だと海水ポンプが4.65mでアウト。
これに浸水対策したので、次は11.4mのタービン動補助給水ポンプ。
結果、4.65→11.4mとなったので「145%」アップっとなっています。

「全交流電源喪失」がおこったとき、なんとかして炉心を冷やさなくては
ならないんですが、その時に使うのが「消防ポンプ」。
絵を見ると、ちょっと大きめの可搬式ポンプかと。
これの備蓄ガソリン量で冷やせる期間が決まる、なんてことになってます。

ほんまかいなっと?

異常事態は複合して起きるんですから、もっといろんな組み合わせを
考えないとっと思ってしまいます。
何か、現象を「できるだけ単発で考えて」複雑化を避けようとしている
ような気がしてなりません。


関電の原発、大飯も高浜も美浜も海沿いにはあるんですが、
けっこう山が迫っています。
美浜はそれほどでもないんですが、大飯と高浜はそばの山が崩れると
設備が埋まってしまうような感じがするのですよ。
大雨の時に地震が来た、なんてことは想定されているんでしょうね。
 (もんじゅも怖〜い)
大飯は、南側にあるトンネルが崩れると道路からのアクセスは不可で
すから。

さらに…
めったにないことですが、航空機の墜落(テロも含み)や砲撃、ミサイル攻撃
にどこまで耐えられるのか。
さらに隕石の落下(直撃じゃなくても:防ぎようがないけれど)ではどのように
事態が進むのか、なんてところまで考えて欲しいなっと思うのです。



それと、誰かに言って欲しいんですが、
「BWRとPWR、どちらが強いの?」っと。

福一でBWRの弱点が露呈しました。
日本のPWRはまだ致命的(放射能漏れという面で)な事故はおこしていません。
  (美浜の配管破断で死人が出た事故はあったけど)
スリーマイルはPWRで、溶けた核燃料は圧力容器内でとどまりました。

圧力容器下部がゴタゴタしていないだけ、PWRのほうがイザのとき、
ちっとは強そうな気がするのですがどうなんでしょう。




2012年1月23日 19時02分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・サイエンス |
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