雑賀崎の地質構造
和歌山一泊旅行、「石」で感激したのが雑賀崎の地形。
紀州東照宮に参拝してから、新和歌浦温泉街を抜け
雑賀崎灯台にでもとドミンゴを走らせていたのです。
カーナビなんか付いてませんのでカンが頼りの女房ナビ。
番所庭園(ばんどこていえん)の道案内看板を見て、
「行ってみよう」っと。
芝生がきれいに整備された庭園でした。
ゴルフができそうなくらいきれいな芝。
「水戸黄門」の撮影も行われたということで、
撮影風景の写真が展示されていました。
で、うなったのが海岸の断崖。
きれいな青緑。
これがあの「三波川帯」と呼ばれる地質構造なのかと。
中央構造線の南側にある地層。
1億年ほど前の地殻変動で圧力を受けてこんなになったと。
庭園の端から海岸に降りられる道があったので
進んでみると…
きれいな青緑じゃなく茶色いですが、みごとな板状の
地層がありました。
圧を受けて曲がった所もみえていますし、その境界が
小さな破砕帯となってグズグズに。
指先で掻き出せるくらい柔らかい。
中央構造線、恐るべし。 (動くなよ〜)
写真左端の青緑岩は、遊歩道工事のためにくっつけら
れた石で、本来、ここにあったものじゃありません。
伊太祈曽(いたきそ)神社の「おさる石」にしても、
この海岸の岩にしても、たまたま目に付いたというこ
とで、積極的に(予定を組んで)見に来たものじゃぁ
ありません。
行き当たりばったりの旅で出会えたものです。
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2012年5月15日 08時43分
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