「46年目の光」
ロバート・カーソン著、訳:池村千秋
「46年目の光」
サブタイトルが「視力を取り戻した男の奇跡の人生」
(人生っといっても、ご本人はまだ生きておられますよ)
著者が盲目だったてことではなく「マイク・メイ」さんという
男性の物語です。
(著者は「シャドウ・ダイバー」を書いた人)
3才の時、薬品の爆発で視力を失います。
46年たって、角膜上皮幹細胞移植で視力を取り戻します。
ところが… モノは見える、視力は出ているけれど、見えるもの
が理解できないという「脳の働き」に行き着くのです。
視覚に使われるはずの脳機能がほかの所に使われてしまった
のだとか。
人の顔が理解できないとか、遠近感が分からないとかの
症状が現れ、それが改善していきません。
視覚が戻っても、脳細胞が視覚のために働いてくれないわけです。
そのため健常者にある「錯視」がおこりません。
などなど、たいへん興味深い話が続きます。
メイさん、アマチュア無線をしていたそうでコールサイン
「WB6ABK」が本文中に記されています。
|
2012年9月27日 08時31分
|
記事へ |
コメント(0) |
トラックバック(0) |
|
・本 /
・サイエンス |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/igarage/trackback/3092/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません