「雷サージ付トリプルタップ」 (??)
日本橋へ行った息子が『買い物したらこんなんもらった』っと。
・「雷サージ付トリプルタップ」3コ口
型番「STT153W」。
「3コロ」じゃなくって「3コ口」。
これには雷さんが付いてくるようです。(笑)
この台紙の裏が説明書になっていて、こんな記述があります。
・雷サージ機能内蔵
雷サージ及び電源ラインサージを吸収し接続機器を
守ります。
最大サージ電圧:4500V
制限電圧 :330V
機能が作動中は雷サージ表示ランプが点灯します。
この表示ランプというのが赤色LED。
「機能が作動中」という言葉に引っかかりました。
「サージが入って防護したときにLEDが点灯するの?」っと、思って
しまったのです。
で、「こりゃ中を見なけりゃ!」っと。
ところが使っていたビスが「三角ネジ」。
・2007年04月25日:へんなネジ
・2012年07月17日:百均トリプル・タップ破損
以前はマイナス・ドライバーで無理やり回したんですが、
今回のは固くってゆるめられません。
そこで、「おにぎりネジ」に適合する「ねじ回し」から製作です。
「目打ち」の先端を短くして、ヤスリでゴリゴリと三角に。
開封したらこんな具合。
ZNR(バリスタ)とLED+抵抗が入っています。
回路図にするとこんな様子。
ZNRはこんな定格。
「201KD10」。
AC:130V(RMS) DC:170V
1mA流れ出すのが200V。
仕様に記してある「330V」は瞬時電流25A。
LEDのこのつなぎかただと常時点灯。
電源が供給されているのを示します。
LEDにはAC半サイクルの逆電圧が加わるわけですが、
その対策は省略です。
直列抵抗は47KΩですんで約2mA。
まぁ、こんなもんといえばこんなんでしょう。
LEDの電流、ちょいと大きいか。
抵抗の発熱が気になります。
抵抗を100kΩにしてLEDと逆向きにダイオードを追加かな。
※関連
・ラジオペンチ 100円ショップの節電タップで、はんだコテの温度調節
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2013年2月10日 20時25分
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・電子回路工作 |
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どんな挙動になるんでしょ。
順方向は2Vほどの電圧降下。
逆方向はブレークダウン電圧で電流が流れ始めます。
普通、最大定格は5Vあたりで記されていますが、実力値
はどんなもんでしょうか?
この電圧が高いと、電流値によっては発熱。
どんなもんでしょうね。
こんな軟鉄を硬くする方法ってありますかね。(簡単に)
単純に焼き入れしても「なまくら鉄」は焼きが入りません。
「浸炭」ってことになるんですが…
親父が鉄工所をしてたときは焼き入れ用に「青酸カリ」
の瓶が置いてありました。
98V2mAだと約0.2Wですが、このように閉鎖された中ですと放熱もままならないはずなので、そっちの方が心配です。
1/2Wぐらいの抵抗だとしても長期的には発熱でなんらかの影響が出そうな気がするのですが心配性過ぎるでしょうか。
1/4Wサイズですんで、抵抗はあつあつです。
だもんで、こちらは220kΩの抵抗に交換しました。
LEDが優秀なのかそれでも明るい。
このタップの型番で検索かけると、
「ランプが消えてる」
「雷が落ちてサージが入ったんか?」
なんてことが書かれているところが見つかります。
「そりゃきっとちゃうやろ」って、思っております。
「熱電対」を抵抗の腹に密着。
意外と低かった。 約40℃。
なぜ?っと…
LED両端をオシロで見てみると、順方向は2Vほどだったけど、逆方向のブレークダウン電圧が約50V。
このせいで、抵抗両端の平均電圧が下がっています。
実効値計測できるテスターで計ると約80V。
これだとパワーが1/7Wとなって、ずいぶん安心モードに。
逆に、ブレークダウン時のLEDでの消費パワーが問題になるか。
LED両端をRMS値で計ると約25V。
全体の電流がRMSで約1.8mA。
LEDでの消費電力は約45mW。
3Φの砲弾型LEDの最大電力ってどのくらい?
100mWくらいはあるんじゃないのかなぁ。
(AC100Vを加えて)
すると、あれまぁいろんな値が…
低いので10Vちょい。
高いのになると、AC100Vのピークが見えている… ブレークダウンしてない。
LED製造プロセスの違いなんでしょうか?
スペックでは逆方向最大電圧=5Vてな記述が多いわけですが、実際の値はいろいろだったというわけです。
これ、ほんとに知りませんでした。
見た目もええかげんなハンダでしたから。