ひがしなり・おもちゃ病院18回目
爆弾低気圧接近の日、18回目の開院となりました。
今回の患者さんは10件。
そして、2011年11月にオープンしてから患者さん総数は200件を越え
ました。
※私の担当品から
(1)
デジカメ機能を持つハイテクおもちゃが修理不可。
液晶面の感圧(静電?)スイッチがひび割れていてどうにもしようがありません。
解体して機能を説明。
(配線部が切断されているところを見てもらって)
ハイテク品の基本部品が壊れるとどうにも手が出ませんわ。
(2)
認知症のおばあさんが気に入っているという「ぬいぐるみの喋る犬」、
これは無事に修理できました。
前足を握ったり頭を「なでなで」すると、いろんな機能が働きます。
前足の先端に押しボタンスイッチが仕込まれていて、こちらは正常。
ところが頭部の「なでなで」が反応しません。
まずは、どんな仕組みになっているのか「ぬいぐるみ」を切開。
頭部から「圧電振動板」が出てきました。
これを接触・振動センサーとして使っています。
振動板への配線が断線していました。
蒸着電極ごと外れていたのでそのままではハンダ付けできません。
そこで、仕事場まで圧電スピーカーのストックを取りに帰り(自転車で
1分の距離)、代用品として交換です。
これで、修理完了。
ぬいぐるみの復旧(縫い合わせ)は、これを持ってこられたご夫婦の
旦那さんが裁縫の本職ということでお任せしました。
私の場合、ハンダ付けは得意でも、裁縫はメニューに入っておりませ
んので。
この他は、電池の容量不足や電池電極の腐食など定番の修理。
この日は「入院」もなく平穏に終了しました。
次回の開院は第二土曜の5月11日。
(第一土曜が休日で東成区在宅サービスセンターが閉館のため)
★東成おもちゃ病院・まとめ
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2013年4月6日 23時53分
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・おもちゃ病院 |
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東成おもちゃ病院にはこの電池電圧チェッカーを常備していますんで、具体的に電池の生死を指摘することができます。