デジタル秤修理
『下間はん、ちょっと見て〜 直るかな〜?』っという修理依頼。
「クボタ」の「デジタル秤」。
最小桁が「0.2g」でちょいといいやつです。
25年選手なんですが、「値がフラフラする」という故障内容。
表示、つまり重量測定値が±10〜30ばかし動きます。
操作系は正常のよう。
ということで、中身の確認。
しっかりしたロードセルの上に皿の支持枠が取り付けられるように
なっています。
なにせ25年選手です。
電源回りのコンデンサがあやしい。
電源レギュレータ放熱器のすぐそばにある電解がやられています。
ということで、電源の電解コンデンサを全交換。
ところが、蛍光表示器が基板のハンダ面に付けられていて、
表示器を外さないと、交換部品にハンダゴテが当てられません。
先に表示器のハンダを吸い取り、これを外してから作業です。
この他、源源と信号のコネクタもあやしかった。
基板側のピンをアルコールで洗浄。
電線側はコンタクトをエアダスターで「シュッ・シュ」。
汚れがひどいところはハウジングからコンタクトを抜いてチェック
しましたが、特に異常はなし。
組み上げたところ、安定な表示に落ち着きましたので、めでたしめでたし。
この秤、沖の「M80C40」というマイコンで制御されています。
「8748や8749」のROMレス版なんですが、今となっては珍しい
ものです。
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2013年8月21日 13時19分
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それにしても,ROMが27128って. これ以上小さいのはこの時点でもう保守品になっていたんでしたか? まさかBANK切り替えで使用してるんでしょうか(重箱の隅).