ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
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2013年08月31日(土)
最初からNGだったのか種類が違うのか?
「電池イジメ」の実験用に買ってきたニッケル水素電池。
そのうち、ROC製の一つが初期性能を出していないようなのです。
つまり劣化…

  ※ROC :Republic of China = 台湾

この4本を「組」にしてイジメようとしたのです。
   ↓


左の派手なの2本はパナソニックの充電式エボルタ、
「HHR-3MKS」。 1900mAh(min)

そして右の2本、うす緑色のがシリコンハウスで売っていた
ROC製ニッ水。 1800mAh。
シリコンハウスの店頭では、バラ状態で箱に入っていました。
適当に二本つまみ上げてレジへ持っていったのです。

ところが、イジメ実験をはじめてみると、ROC製ニッ水の
片方が妙に元気がないことが判明しました。

まず計ったのが内部抵抗。
エボルタ2本やもう1本のROC製は20mΩほど。
ところが1本のROC製が倍ほどの内部抵抗を示したのです。
   ※測定器→交流定電流方式で電池の内部抵抗を測定

上の写真、一番右の電池です。

さて、どうなるかと初回の放電です。  (未充電状態で)



Bat4、灰色のラインがその電池。
やっぱりあきません。

※Bat1,Bat2が充電式エボルタ。
 Bat3が正常なROC製。
 残存エネルギー、エボルタより優秀 …かな?

※放電器:PIC16F88を使ったバッテリ放電器キット

次に初回の充放電。 (充電してから放電)
回復するかと期待したのですが、あきませんでした。



正常なほうのROC製、頑張ってます。

※エボルタ、1900mAh出ていませんね。
 (1Ω定抵抗放電で換算計算して推定した容量です)

で、ダメな電池と正常な電池、外形をちょっと比べてみましたら
違いがあったのです。
同じ色の外装なんでてっきり同じものだと思っていました。
けど、ほれ↓



プラス極の赤矢印部分が違います。
切りかけがあるのがNG電池。
そして正常なほうの電池をよく見ますと、外装フィルムの下に
「NB-L40t」という文字が薄く見えていました。
NGなほうにはありません。
こりゃどうやら別種の電池のようです。

ということで、シリコンハウスでこのニッ水電池を買おうと
されるときはご注意を。

といっても、たまたまコレ一本だけがおかしかった可能性が
ありますんで、何とも言えません。
バラ売り電池はリスクがあるという教訓かな。


交流定電流方式での内部抵抗測定では差がありましたが、
普通の電圧測定では、残存エネルギーが少なくなっている
場合(自己放電)との区別が付きません。




2013年8月31日 10時42分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
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