最初からNGだったのか種類が違うのか?
「電池イジメ」の実験用に買ってきたニッケル水素電池。
そのうち、ROC製の一つが初期性能を出していないようなのです。
つまり劣化…
※ROC :Republic of China = 台湾
この4本を「組」にしてイジメようとしたのです。
↓
左の派手なの2本はパナソニックの充電式エボルタ、
「HHR-3MKS」。 1900mAh(min)
そして右の2本、うす緑色のがシリコンハウスで売っていた
ROC製ニッ水。 1800mAh。
シリコンハウスの店頭では、バラ状態で箱に入っていました。
適当に二本つまみ上げてレジへ持っていったのです。
ところが、イジメ実験をはじめてみると、ROC製ニッ水の
片方が妙に元気がないことが判明しました。
まず計ったのが内部抵抗。
エボルタ2本やもう1本のROC製は20mΩほど。
ところが1本のROC製が倍ほどの内部抵抗を示したのです。
※測定器→交流定電流方式で電池の内部抵抗を測定
上の写真、一番右の電池です。
さて、どうなるかと初回の放電です。 (未充電状態で)
Bat4、灰色のラインがその電池。
やっぱりあきません。
※Bat1,Bat2が充電式エボルタ。
Bat3が正常なROC製。
残存エネルギー、エボルタより優秀 …かな?
※放電器:PIC16F88を使ったバッテリ放電器キット
次に初回の充放電。 (充電してから放電)
回復するかと期待したのですが、あきませんでした。
正常なほうのROC製、頑張ってます。
※エボルタ、1900mAh出ていませんね。
(1Ω定抵抗放電で換算計算して推定した容量です)
で、ダメな電池と正常な電池、外形をちょっと比べてみましたら
違いがあったのです。
同じ色の外装なんでてっきり同じものだと思っていました。
けど、ほれ↓
プラス極の赤矢印部分が違います。
切りかけがあるのがNG電池。
そして正常なほうの電池をよく見ますと、外装フィルムの下に
「NB-L40t」という文字が薄く見えていました。
NGなほうにはありません。
こりゃどうやら別種の電池のようです。
ということで、シリコンハウスでこのニッ水電池を買おうと
されるときはご注意を。
といっても、たまたまコレ一本だけがおかしかった可能性が
ありますんで、何とも言えません。
バラ売り電池はリスクがあるという教訓かな。
交流定電流方式での内部抵抗測定では差がありましたが、
普通の電圧測定では、残存エネルギーが少なくなっている
場合(自己放電)との区別が付きません。
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2013年8月31日 10時42分
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