ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
★ZAQのBlogari停止のため、あれこれ「データ吸い出し」対策しています。 新規記事はとりあえず停止。 コメント書き込みはまだ有効です。 (JH3DBO 下間憲行)
2013年10月07日(月)
「麻酔をめぐるミステリー」
分野違いのあれこれ、「へ〜。知らなんだ〜」てな
ことに遭遇します。

またまた図書館で借りてきた本。
麻酔をめぐるミステリー 廣田弘毅(ひろたこうき)著
サブタイトルが『手術室の「魔法」を解き明かす』




麻酔の歴史から始まり、その原理が面白おかしく
解説されています。
その中で…驚きの話!

手術中に「酸素と二酸化炭素を取り違えて患者死亡」
なんてニュースを見たことがあります。
その原因なんですが…
JIS規格で定められたガスボンベの「色」と、医療用
配管「色」の国際規格が違うということが関係してい
るのだと。

こんな具合。

ガス名   ボンベ色  配管色
−−−−−−−−−−−−−−−−
 酸素    黒     緑
 空気    ねずみ   黄
 笑気    紺+ねずみ 青
 二酸化炭素 緑     橙

ボンベの色なんて、昔から見ていますんで黒は酸素
(溶接屋で見る)、緑は二酸化炭素(ビールサーバー
で使う)っと、頭に入っています。

ところが、病院での配管色がJISのボンベ色と異なって
いるわけで、
同色の[緑]←→[緑]だと、「二酸化炭素」がぁぁぁぁ

それと、ボンベに記されたガス提供会社の名前が、医療用
だと「×××酸素」なんて記されていることがあって、
緑色の二酸化炭素ボンベにも「×××酸素」などという
社名が記されているので、これを見て「酸素」っと思って
しまうのだとか。

う〜む。
この配管色(国際規格)の話は知りませんでした。

ちなみにねずみ色は「その他のガス」なんですな。
だもんでヘリウムもプロパンもねずみ色。



2013年10月7日 16時28分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・サイエンス |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/igarage/trackback/3568/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
コメントを記入  
お名前(必須)
 
パスワード:
 
メール:
 
URL:
 
非公開:  クッキーに保存: 
※非公開にチェックを入れると、管理者のみにコメントが届きます。
ブログの画面には表示されません。
captcha


※画像に表示されている文字を入力してください(半角・大文字/小文字の区別なし)。
文字が読みづらい場合はこちらをクリックしてください。
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク