ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
★ZAQのBlogari停止のため、あれこれ「データ吸い出し」対策しています。 新規記事はとりあえず停止。 コメント書き込みはまだ有効です。 (JH3DBO 下間憲行)
2014年06月24日(火)
今日の修理:溶接用ターンテーブル
昭和48年製造の機械。
溶接作業で使うターンテーブルです。



左端のチャック部にブツをはさんで、スイッチを押すとこの円盤が
回転します。
そこに溶接棒を当てて円周を電気溶接するわけです。
回転速度は調整可能。

別のスイッチで、こんなふうに首を振ります。


上を向けると水平回転。
下に向けると135度くらいまで。

この状態で、一番高いところが目線よりちょい下。
150cmはあります。

この機械、200Vで動くんでが、これを使っている客先から
昨日SOSが入りました。
「電源を入れてスイッチを押したらブレーカが飛ぶ」っと。
        (私とこが作ったんじゃないよ)
で、状況。
(1)客先がメーカーに問い合わせ →
   機械が古すぎて電気回りがわかる人間がいない。で、
   修理を断られた。  ※新しいのを買え!っと。

(2)地元(岸和田)の電気屋(制御盤も作る)に修理依頼 →
   工場に来てもらってあれこれ調べてもらっても故障
   原因不明。
   来たエンジニアは「速度制御のところちゃうか?」との
   判断。 回転数制御に電子回路が乗っているんです。

(3)電子回路なら、それじゃあと私とこ(アクト電子)に電話 →
   あれこれ工具とオシロなどの測定器をドミンゴに積んで
   朝から岸和田まで行ってきました。
   で、テスターと導通チェッカで原因発見です。
   オシロは不要でしたよ。

   原因はヒューズホルダー。
   何かをぶつけたのでしょうね、ヒューズホルダーが
   割れてしまっていて、ヒューズを保持する金属部が
   制御ボックス(アースされている)に触れていたのです。
   こりゃあきませんが、電気屋さんでもわかるやろ(笑)
   いったん仕事場に戻り、パーツ屋にヒューズホルダー
   や傷んでいたスイッチ(これも割れたりひん曲がったり)
   を注文。
   在庫okとのことで、部品をもらって再び岸和田へ。
   配線をやり直して… 完動状態に。
   無事に復旧できました。

気になるのは速度制御の電子回路。
コンデンサなどの様子をざっと見ましたが悪くあり
ませんでしたんで、ここは触らず。


※これが件の速度制御基板



「UJT・2SH14」が乗っています。






2014年6月24日 17時47分 | 記事へ | コメント(3) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 |
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UJTとは懐かしいですね。'70年代に半導体を勉強し始めた頃は現役の素子でした。
この制御基板、見るからに手作りですね。
自分でエッチングして、ドリルで孔を開けて・・・って感じです。
数十年前に作成した電源基板を思い出しました。
同じような感想をもつ人も多いのでは....
2014年06月26日(木) 08:46 by 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
でもね、68marukuさん。
カードエッジコネクタが使われているでしょ。
ここは手作業でのエッチングはむつかしいかと。
手作りで金メッキも出来なくはないですが…

電源回り復旧後、このコネクタを抜いて基板の様子を調べよう
かと思ったんですが、
回転速度制御系は安定していましたので、目視だけ。
抜いて、挿して、接触不良。 これがイヤだったんで。

まぁ、状況は分かりましたんで、何かあっても修理は可能かと。
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