ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
★ZAQのBlogari停止のため、あれこれ「データ吸い出し」対策しています。 新規記事はとりあえず停止。 コメント書き込みはまだ有効です。 (JH3DBO 下間憲行)
2006年05月19日(金)
ICソケットの1番ピン
※2006-05-17
回路を試作するとき、ICをあれこれ抜き差しすることを考えてICソケットを使っています。
回路の検証が主ですと、とりあえず動けばよいということで、安〜いICソケットで十分。
試作では、日本橋でいつでも手に入る「ケルのICC05シリーズ」を常用しています。
まぁ、マイコン基板のワンチップマイコンやROMを挿入するソケットは、さすがにもうちょっと良いもの、丸ピンタイプのしっかりしたのを選んでます。

今日、試作回路をゴソゴソしていて、ふと気が付きました。
8ピンのICソケットをユニバーサル基板に実装しようとしたときです。
ICソケットの向き、1番ピンの位置が・・・アレレ??なのです。



左と真ん中が8ピンのソケット。右が14ピン。

8ピンのソケットでは1ピン・8ピン側に半円形の切れ込みがあって、さらに1番ピンの角が45度に切られています。

それが・・・・



真ん中のソケットでは、8ピン側の角が45度に切られているのです。
1番ピン側は直角です。

こんなのはじめてです。
部品箱を探すと、正常なものに混じって8ピン側カットのものがいくつか出てきました。
買ったときのロットなのでしょうね。
今まで気が付かなかったのは、半円形の切れ込みしか見ていなかったからでしょうか。
今日、ふとこのソケットを手に持って気が付いたという次第です。

樹脂型の製造不良なんでしょうけど、なぜ??という疑問がいっぱい。

「トマソン」でもないし、何に分類すれば良いかな?

※この件、いろんな人とあれこれ話をしていましたら「このおかしなICソケット、ケルを語ったパチもんっとちゃうやろか?」という話が出ています。
「接点を抜いて形状を比較調査してみたら」という声も。
微妙に「1」と「8」の書体も違うでしょう。

ケルに相談してみますわ。

※2006-05-18

 昨晩、この件をKELにメールしてみました。
回答があれば紹介しますね。

8ピンICソケットの写真、全体像を見てください。
右側が「パチもん?」です。



「KEL JAPAN」の書体や「1 8」の字が異なります。
ソケットの裏を見ても「○」の中の字だけでなくなんとなく違いがあるように見えます。



で、今朝、仕事場のパーツボックスを捜索してみましたら新たなことがわかりました。

14ピンのソケットが3種類出てきました。
右端のカット位置が14ピンになっています。
真ん中のは1ピンですが、書体が右と同じ。
左端が、昨日、部品屋さんから入荷したソケットで右の2種と書体が異なります。



部品屋さんから入ってきたソケットは、こんなレールに入ってきています。




あと調べなければならないのは接点の構造ですね。

※2006-05-19
ケルの担当から連絡がありまして「コピー品の可能性が高い」とのことです。(驚!)
現物をお送りして調べてもらうことになりました。
さぁて、どんな展開になるか。
何個か残しておこうかな。
(記事をトップに持ってくるため日付を変えますね)

※2006-05-19
今日のガレージは顕微鏡観察会。
一升瓶の横に顕微鏡です。



上の14ピンソケット、三つのうちケル製は左端のだけ(!)だそうです。
中と右の二つはコピー品だろうというお話し。
  (写真を見ての推測ということで・・・)
ブツをお送りしましたので、そのうち結果をお聞かせいただけると思います。

顕微鏡で何を見ていたのかと言いますと、ソケット枠から引き抜いた接触部、端子です。
「く」の字形に曲がった足をラジペンで真っ直ぐにして押し込めば、端子が抜けます。

ガレージ仲間には精密金型屋さんがいてまして、皆で顕微鏡を回し見しなながら解説を聞いておりました。







これを抜いた金型、「よくできてるぞ」だそうで、製品とコピー品、ほとんど違いは見られない・・けど・・こことここが微妙にちがう、と解説。
でも非常によく似ているそうで、同じ型で抜かれたものかもしれない、ここまで似せるのはたいへん、という意見です。

こんなことで、今日はなかなか酔えません。

※2006-05-21
ガレージ常連のHさん、精密金型の専門家です。
彼の話によりますと、違いが気になるのはピンの付け根の曲げくらいだそうです。
ほんとによく似ているそうです。
先端を赤くした右側のが「ぱちもん」のほうです。



※2006-05-25
「調査を続けています」とのメールをケルの担当者から頂戴しています。
一週間ほどで中間報告できるだろうとのこと。

ガレージ仲間では、「古くなって廃棄したはずの金型が流出したんとちゃうか」とか「樹脂部分だけ自前で作って、ピンは現地生産の横流し?」など、あれこれ想像話が飛び交っております。

2006年5月19日 12時10分 | 記事へ | コメント(14) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 |
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 ぼくも以前見たことがあるような気がします。面取りしているところが1番ということでもないのかも知れませんね。
メーカーのカタログ記載の図面では1番ピンが欠けているように記載がありますが、ロット途中で金型が替わったか海外生産品は金型が逆になってしまっているとかあるのかもしれません(製造ミス?)。

パチもんという線も拭えなくはないですが、生産工場かロットの差ではないでしょうか。もっともコピー商品が流通している線もかなり濃厚ではあります。日本メーカーの名を騙ったコピー部品もあるそうですので・・・
へぇ〜、面白いですね。私はコピー品ではと思います。
部品箱に眠ってるはずなので私も今度チェックしてみます。

KELのPDF

http://www.kel.jp/product/acrobat/SOCKET/ICC0405series.pdf
あ、PDFのリンクありましたね。失礼しました。
2006年05月19日(金) 08:06 by 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
現時点ではまだケルからのお返事はありません。
どうなんでしょうね。
メーカとしての正式回答を早急にいただきたいところです。

今晩、顕微鏡をガレージに持って帰り、ガワから接点部分を外して、専門家に様子を見てもらいます。
何か違いを発見できるでしょうかね。
メーカーの見解もぱちもんかもしれないとのこと。高価なブランド品なら分かるけど、ICソケットなんかで儲かるんでしょうか? 薄利多売?
うちにも、8pinのKELのソケットで、写真のような8番ピンのところで面取りしている物が1ヶ見つかりました。
パーツケースをあさってみましたが、ウチにある物だと意外にKELが少なかったです。1番ピン以外が面取りされている物は、上記の1ヶだけでした。
これってやっぱり「バッタモン」なんでしょうかね?
2006年05月20日(土) 08:43 by 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
昨晩は皆で顕微鏡を見ながらワイワイ。
ガレージ常連のHさんが、今後の展開に興味津々です。
「ちゃんと情報をだしてくるかなぁ」っと、心配されてます。

それと・・・なんぎさんの大阪弁情報収集にお願いしたいのですが・・・

・ぱちもん
・ばちもん

どちらが正解なのでしょうね?
(小さなフォントだと同じに見えるけど)
私は「ぱ」。 Hさんは「ば」です。
はい、リクエストいただきました(笑)

いつも参照している「大阪ことば辞典」では"pachimon(ぱちもん)"の表記はあるのですが、"bachimon(ばちもん)"なることばは出てきません。
バッタモン、バチモンというのは比較的新しい表現のようで、編纂時には使用されていなかった表現ではないでしょうか。
私の見解としましてはパチモン(pa)が誤って伝わったのち変化し、バチモン(ba)が関東方面から逆流してきたことばではないか、もしくはバッタモンとパチモン(pa)が混ざってしまいパチモン(pa)がバチモン(ba)に変化したと見ています。(ああ、ややこしい)
 おぉぉ、大阪ことば辞典は小生も愛読書です(^^) 愛読書というには抵抗がありそうですが、無作為にぱっと開いたところを読んでいるだけでも面白いので「愛読書」であります。
ちょっと修正です。「大阪ことば辞典」ではなく「大阪ことば事典」でした。すいません。
2006年05月23日(火) 07:49 by 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
大阪弁といえば、この本
『全国アホ・バカ分布考:はるかなる言葉の旅路』がショックでした。
探偵!ナイトスクープの調査を元にまとめられた本でして、面白いです。
このときの放送、たまたま家族で見ていまして、名古屋方面の「たわけ!」には皆で大笑い。

で、ソケットのほうのお話は進展なしです。
KELからの連絡は入っておりません。
ブツはガレージに置いてあります。
秋月の激安中国製(R.O.C.)10個100円のソケットを見てみますと、どうやらほぼ8ピン側に面取りがあります。
やっぱりパチモンでしょうかねぇ。
私ところでは「ぱちもん」(Pachimon)でございます。
所で、このICソケットを見て思い出しました。この手のソケットはあんまり好きではなく過去に苦い経験があります。
夏の暑い日に、ある機器が動作しなくなって現場に見に行きましたら、ソケットからROMが外れて落ちておりました。基板は縦に実装していた装置で、他のROMもゆるみ気味でROMを押すと、グイッといっちゃってます。
どうも、ROMのピンと触れるソケットの端子の「く」の部分が熱で膨張して、ROMを押し出したとの結論に至り、それ以降この手のソケットは使われなくなってしまいました。
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