トリウム溶融塩原子炉を考える
またまた図書館で借りてきた本。
リチャード・マーティン著 野島佳子訳
トリウム原子炉の道
世界の現況と開発秘史
トリウム溶融塩原子炉について歴史的なあれこれと、各国の現状
について述べられています。
「ウラン」じゃなく、なぜ「トリウム」なのか。
そして燃料を「液体」にするメリット。
しかし、1960年頃、原子炉黎明期にアメリカで作られただけで
その後は発展せず。
それはなぜか・・・
よく言われているのが、兵器になるプルトニウムがこの炉では
作れない。
だから軍主体では開発されなかったと。
その真偽はともかく、こんな「炉」もあるということです。
フクシマ以降に記された本ですので、事故発生時の溶融塩炉
についての記述もあります。
溶融塩炉の開発が進まなかったのは、あのリッコーヴァー提督
が原因だったと言い切っています。
高速増殖炉もんじゅにお金をかけ続けるより、試しにこの
形式の炉を作ってみるほうが、人類のためになるような気がします。
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2014年12月17日 13時51分
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