ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
★ZAQのBlogari停止のため、あれこれ「データ吸い出し」対策しています。 新規記事はとりあえず停止。 コメント書き込みはまだ有効です。 (JH3DBO 下間憲行)
2015年01月07日(水)
HHR-3MPSとHHR-3XPS
昨年7月にBEIさんとこからエナジャイザーリチウム電池
やってきたとき、写真の単3ニッケル水素充電池が同梱さ
れていました。

まずはこれ。
パナソニックの「HHR-3MPS」



「エネループ」に張り合っていた電池です。
2000mAh(min)という性能。
届いたのは使いさし。
電池の外装を良く見ると「死亡?」というメモが書かれていました。


電池の製造年マークは「0611」。
2006年11月ですから8年前のブツ。
こちらにやってきてからはほったらかしで充電していません。
およそ半年間放置していたわけです。

これがどうなっているのか、ちょいと調べてみました。
  ※使用ツール
   ・電池電圧チェッカー
   ・交流定電流方式を使った電池内部抵抗測定回路

電池電圧と内部抵抗を示します。

# 無負荷 4.7Ω 1Ω  内部抵抗
#1 1.26V 1.17V 0.92V 255mΩ
#2 1.26V 1.22V 1.08V 131mΩ
#3 1.25V 1.17V 0.92V 250mΩ
#4 1.26V 1.17V 0.95V 232mΩ

1Ω負荷でも電圧が出てきましたよ。
#1が「死亡?」と記された電池です。
内部抵抗が大きいと、負荷にした抵抗が小さい時のドロップが
大きくなります。
放電停止電圧を低い目にして、どのくらいのエネルギーが残って
いるのか、ちょっと見てみます。


そして、もう一つの電池がやはりパナソニックのHHR-3XPS
これは新品でした!


「2005年3月現在業界最高!レベル容量」というシールが
メーカーの誇りを表しています(笑)。
製造年月のマークは「0505」で、つまりおよそ10年間放置
していたことになります。

しかし、残念ながらエネルギーは残っていませんでした。
デジタルテスターでは「0.54〜0.56V」を示していましたが、
電池電圧チェッカーは起動できません。
内部抵抗を測ると「21〜24mΩ」となっていました。
これから充電してみますね。
生き返るかな?

HHR-3MPSの放電結果。
   最終充電日は不明ですが(半年前?)、使い古された電池
   でもこれだけの容量が残っていました。
   放電器はこれ。 負荷抵抗1Ωで0.8Vまで放電。
(クリックで拡大↓)


内部抵抗の測定結果が小さかった電池#2の放電維持電圧
が高く出ています。
しかし、内部抵抗が200mΩになるとさすがにもうスラッシュや
デジタルカメラなどの消費電流が大きな機器では使えません。
充電できるかどうかを見てから「電池の墓場箱」に仕舞い込ん
でおきますわ(笑)。


HHR-3XPSの充電結果
使った充電器は充電時間表示機能付きBQ-390



その結果です

# 全体  大電流
  時間  充電時間 無負荷 4.7Ω 1Ω  内部抵抗
1 40m33s   06m52s  1.38V  1.36V 1.31V 14mΩ
2 18m23s   02m33s  1.36V  1.35V 1.29V 15mΩ
3 38m53s   23m09s  1.38V  1.36V 1.31V 14mΩ
4 39m02s   23m12s  1.38V  1.36V 1.31V 15mΩ

#3,4に比べて#1,2の充電時間が短くなりました。
何らかの理由で、十分充電されていないのかもしれません。
 ※4本パックの電池でしたが、#1=#2、#3=#4とペアで
  シュリンク包装されていましたので、微妙に
  特性に違いが出ているのかもしれません。
これから放電させて、10年の眠りからよみがえるのかを見てみます。




2015年1月7日 17時52分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・電池 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/igarage/trackback/3990/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
コメントを記入  
お名前(必須)
 
パスワード:
 
メール:
 
URL:
 
非公開:  クッキーに保存: 
※非公開にチェックを入れると、管理者のみにコメントが届きます。
ブログの画面には表示されません。
captcha


※画像に表示されている文字を入力してください(半角・大文字/小文字の区別なし)。
文字が読みづらい場合はこちらをクリックしてください。
小文字 太字 斜体 下線 取り消し線 左寄せ 中央揃え 右寄せ テキストカラー リンク