ドコモの充電器、出力電圧の微調整
解体したドコモの充電器、「5.6V 600mA」という定格でした。
5V系の回路で使うには、ちょいと出力電圧が高いのが気になります。
せっかくばらしたんですから、回路を追いかけてみました。
前記事の写真、その左下がDC出力回路です。
左下を拡大してみます。
左上のIC1で基準電圧と比較しているようです。
そして、GNDと+出力につながった2つの抵抗で出力電圧を設定
しています。
それが、 R12:1003 と R11:50D
R12の左が0V。 その右側に基準電圧値が加わっています。
そして、R11の右側がプラス出力につながっています。
このR11に対し、別の抵抗を並列につなぐと、出力電圧を下げる
ことが可能です。
R12の「1003」はすなおに値が読めますんで「100kΩ」。
さて、「50D」と記されたR11、この値は???
※参考pdf
(1) 「50」はE96系列の数字記号
01が先頭で100 50だと324
(2) 「D」は乗数で10^3
(3) ということで「324kΩ」
この抵抗に、ちょいと高抵抗(MΩ代)を並列こつなぐと、
出力電圧がちょこっと下がります。
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2015年1月29日 10時11分
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