居酒屋ガレージ日記
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2006年05月31日(水)
「星占い」は似非科学でしょう
「似非」って漢字の読み方「えせ」ですが、「ぱちもん」ですな。
英語辞書だと「pseudo」と出ます。
上品に「擬似」ってな意味。
※話の道草:
そういや電子部品で「pseudo static RAM」というメモリーがあります。
日本語のデータシートだと「擬似スタティックRAM」。
略して「擬似スタ」とか「にせスタ」なんて言っておりました。
※本題:
私の家で取っている新聞、現在は毎日新聞です。
で、毎朝気になって仕方ないのが、「星占い」。
小さな記事ですが、毎日必ず出ていて「あのな〜っ」という感じなのです。
星占い=占いなんて、代表的似非科学。
これをまじめに載せているのがキライなのです。
新聞社編集部のどなたかが毎回この記事の内容を校正しているのでしょうけれど、占いの結果が間違っていても訂正しようがありません。
何の資料的価値もありません。
毎朝、この記事が目に入るたび、無性に悔しくってしかたないのです。
なにやら、毎日新聞で科学記事を書いている元村有希子さんが「第1回科学ジャーナリスト大賞」を受けられたということで、新聞に出ておりました。
http://www.mainichi-msn.co.jp/shakai/wadai/news/20060527k0000m040074000c.html
こんな人が編集部にいながら星占いが毎朝載っているという現実、「なんとかしてほしいな〜」なのです。
新聞紙面で似非科学がまかり通っているのがイヤなのです。
星占いが載っていても、誰かの迷惑になるわけでもなし、読者の中には毎朝楽しみにしている人も(きっと)いてるでしょうし。
まぁ、こんなところでグダグダ言っていてもしかたないのですけれどね。
ということで、
「理系白書ブログ」
をブログのリンクに入れておきました。
※2006-06-01
これが毎日新聞の星占い。5月30日のです。
横長の記事なので3分割。
あたしは「魚座」。当たってたらうれしいのになぁ。
それから、4月12日の
「カラスの巣」
で切り抜いた毎日新聞の残骸がガレージに置いてありまして、ふと見ると元村さんの記事が載っていました。
左半分は切り抜き作業の際に喪失。
この文を読みますと「ニセ科学」のお話。
血液型による性格診断を挙げています。
こんないい記事が載っているすぐそばに星占い。
これがイヤなのですよ。
※ここに
http://grape.astron.s.u-tokyo.ac.jp/~makino/journal/webpages/mainichi-motomura-2006-04-21.html
この記事が残っていますね。
※「マーク矢崎」発見!
http://uranai.pretown.jp/mark.html
※JP3PZDさんからの情報
阪大の菊池誠さん。 「ニセ科学関連文書」は必見!
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/index-j.html
2006年5月31日 17時30分 |
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コメント
2006年06月01日(木) 22:29
by 水魚堂 岡田
うむう。星占いは、似非科学じゃなくて非科学だと思ってます。
まことしやかに科学のフリをするのが似非科学じゃないでしょうか。
…なーんて切り分け、人によって線引きが違いますね。
2006年06月02日(金) 08:38
by 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
はぁい。確かに「非」科学です。(oo;;;;;;;)
ただぁぁぁ
「歴」にしても「星座」にしてもそれなりに「科学」の要素はあるわけでして。。。。
黄道上にある星座の面積(というか赤経幅)が異なっているのに、星占いでは、なんでうまいこと1ヶ月ごとに分けられるんや〜。境界線が誕生日の人はどっちを信じたらええねん。っという科学的根拠を示して欲しい。っと言ってみる。。。。
2006年06月03日(土) 10:32
by 水魚堂 岡田
お、下間さん、科学的根拠を問うと非科学が似非科学に化けるかも。
「○○」には「科学」の要素はるけれど、
「○○占い」は「科学的要素」とはなーんも関係のない「非科学」。
それ自体は面白おかしく話をするぶんには罪のないネタ。
だけど、それにまことしやかな説明をして科学的根拠があるように
見せるのが「似非科学」じゃありませんかね。
線引きが微妙なものもあると思いますが。
そうそう、映画でも科学的その他考証などでおかしなことがあります。
(1)そらおかしいで、と一々暴くのが科学的態度。
(2)合理的なものだと信じさせる説明をするのが似非科学的態度。
(3)一々ツっ込んでたらストーリーが成立せんわなあ、と流すのが非科学的態度。
こんなところじゃないでしょうか。
ちなみに星座の境界は、1930年ごろに学者が集まって線引きしたものですし、
もともとの星占いの人が使っていた分け方とは違うと思います。
2006年06月04日(日) 03:06
by
jp3pzd
発信箱の元村さんの記事で思い出しました。きれいな氷が出来る話、以前に大学の研究室にメールで問合せがあったことがあります(氷の物理化学が専門だった学生の所にメールが来た)。幼稚園のお子さんが保母さんから聞いた話で、ホンマかいなという母親からのメールだったと思います。私も一応氷研究の専門家?ですが、当時は子供の夢を奪うような回答をしてはいかんのかなぁと研究室内で議論した覚えがあります。
似非科学といえば、と学会
http://www.togakkai.com/
メンバーの菊池誠先生
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/index-j.html
に、大学で熱力学や統計物理学を教わったのを思い出します。面白い先生で、当時流行っていたキックボードで大学構内を颯爽と移動されていました。
2006年06月04日(日) 11:04
by
居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
あかん、あきませんわ。 岡田さんにつっこまれたら・・・。
毎日新聞の星占い、毎日どんな占いの言葉が出たのか記録、統計をとって非科学性を追求してやろか、なんてことを考えたりして、ウズウズしてきます。
映画でも小説でもそうですが、科学的常識のウソはいけませんよね。
ただ・・・SF小説の分野はどうなん、ということもあるわけでして。
フィクションなら何でもありだけど。
「マイナス1000度の低温」とか「静止衛星を南極上空に持ってくる」は、やめてくれ〜です。
そうそう。話はぜんぜん違うのですが、テレビや映画に出てくる双眼鏡の視野って【○○】になって出てくるでしょう。
「双眼鏡で景色を見たことないんか〜」って思いませんか?
2006年06月04日(日) 11:46
by 水魚堂 岡田
「マイナス1000度の低温」「静止衛星を南極上空に持ってくる」
うわー、強烈ですね。
双眼鏡の視野は私も変だと思います。「そうでないとそれらしく
見えないから」だと何かで読んだことがありますが、それを信じて
しまう人がいたりします。
双眼鏡の眼幅調整をしたら「∞の字になっていないから何かおかしい」
と感じる人がいるとかいないとか。
ところで、妻の信子が高校生のときに「ある雑誌」のファンの集
いでマーク矢崎氏に会ったことがあるそうです。(コラコラ何の
雑誌やねん)
2006年06月04日(日) 20:15
by
居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
PZDさん、岡田さん、コメントありがとうございます。
すぐ飛べるよう、記事のほうにリンクを残しておきました。
2006年06月05日(月) 08:42
by 居酒屋ガレージ店主(JH3DBO)
双眼鏡の視野に関する話は岡田さんの書き込み
>「○○」には「科学」の要素は・・・、
>「○○占い」は「科学的要素」・・・
の「○○」を見てふと思ったのですよ。
それにしてもこないだのハイキングで見た「はやぶさ」(といううわさ:ほんものの鳥:探査機ではありません)のホバリングと急降下はすごかったですね。
写真を撮っておけばよかった・・・。
2007年03月23日(金) 21:19
by あ
何様だよ。
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まことしやかに科学のフリをするのが似非科学じゃないでしょうか。
…なーんて切り分け、人によって線引きが違いますね。
ただぁぁぁ
「歴」にしても「星座」にしてもそれなりに「科学」の要素はあるわけでして。。。。
黄道上にある星座の面積(というか赤経幅)が異なっているのに、星占いでは、なんでうまいこと1ヶ月ごとに分けられるんや〜。境界線が誕生日の人はどっちを信じたらええねん。っという科学的根拠を示して欲しい。っと言ってみる。。。。
「○○」には「科学」の要素はるけれど、
「○○占い」は「科学的要素」とはなーんも関係のない「非科学」。
それ自体は面白おかしく話をするぶんには罪のないネタ。
だけど、それにまことしやかな説明をして科学的根拠があるように
見せるのが「似非科学」じゃありませんかね。
線引きが微妙なものもあると思いますが。
そうそう、映画でも科学的その他考証などでおかしなことがあります。
(1)そらおかしいで、と一々暴くのが科学的態度。
(2)合理的なものだと信じさせる説明をするのが似非科学的態度。
(3)一々ツっ込んでたらストーリーが成立せんわなあ、と流すのが非科学的態度。
こんなところじゃないでしょうか。
ちなみに星座の境界は、1930年ごろに学者が集まって線引きしたものですし、
もともとの星占いの人が使っていた分け方とは違うと思います。
似非科学といえば、と学会
http://www.togakkai.com/
メンバーの菊池誠先生
http://www.cp.cmc.osaka-u.ac.jp/~kikuchi/index-j.html
に、大学で熱力学や統計物理学を教わったのを思い出します。面白い先生で、当時流行っていたキックボードで大学構内を颯爽と移動されていました。
毎日新聞の星占い、毎日どんな占いの言葉が出たのか記録、統計をとって非科学性を追求してやろか、なんてことを考えたりして、ウズウズしてきます。
映画でも小説でもそうですが、科学的常識のウソはいけませんよね。
ただ・・・SF小説の分野はどうなん、ということもあるわけでして。
フィクションなら何でもありだけど。
「マイナス1000度の低温」とか「静止衛星を南極上空に持ってくる」は、やめてくれ〜です。
そうそう。話はぜんぜん違うのですが、テレビや映画に出てくる双眼鏡の視野って【○○】になって出てくるでしょう。
「双眼鏡で景色を見たことないんか〜」って思いませんか?
うわー、強烈ですね。
双眼鏡の視野は私も変だと思います。「そうでないとそれらしく
見えないから」だと何かで読んだことがありますが、それを信じて
しまう人がいたりします。
双眼鏡の眼幅調整をしたら「∞の字になっていないから何かおかしい」
と感じる人がいるとかいないとか。
ところで、妻の信子が高校生のときに「ある雑誌」のファンの集
いでマーク矢崎氏に会ったことがあるそうです。(コラコラ何の
雑誌やねん)
すぐ飛べるよう、記事のほうにリンクを残しておきました。
>「○○」には「科学」の要素は・・・、
>「○○占い」は「科学的要素」・・・
の「○○」を見てふと思ったのですよ。
それにしてもこないだのハイキングで見た「はやぶさ」(といううわさ:ほんものの鳥:探査機ではありません)のホバリングと急降下はすごかったですね。
写真を撮っておけばよかった・・・。