信号が切り替わらない… 2回路リレー
ちょっとした制御回路基板の修理です。
2回路のリレーで、パワーラインと制御信号を切り替えています。
駆動すると、カチカチと音を出してリレー接点は動いているん
ですが、信号系が切り替わりません。
しかも、リレーオフ時にB接点信号も来ない。
「なぜ?」っとリレーを観察してみますと、違和感!。
「なんじゃこりゃ?!」
接点を切り替える可動部が無い!。
パワー回路を切り替えているほうの接点は生きていて、
この1回路だけしか動いていません。
横から見ると、ほれ↓
リレー内部に可動部が切れ落ちています。
いったい何があったんでしょう。
制御信号の切り替えですんで、この系統には大電流は流れて
いません。
※パナのHC2リレーです。
ケースを外して、切断面を接写してみますわ。
※追加
ベロを固定している樹脂の様子
拡大↓
ほんと、根元から切れています。
外れたベロ部の切断面。
切断線に沿って、変色している部分があります。
で、これは別の回路に乗っていた同じ型番のリレー。
ベロ部の根元、変色しているのが見えています。
先のと製造ロットは異なります。
特に接触不良などはおきていなかったんですが、予防的に
交換したものです。
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2015年5月22日 12時06分
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古い装置なので、いろんな年代のが来るんですが、
接触不良が頻発するのと(例えば、基板に振動を与える=
叩いた時など)、そうでないのがあるんです。
そして、リレーの詳細形式名が変わっていたりするんです。
(AP3324なんたらかんたらの末尾)
確かに、オムロンのMY2リレーのほうが安定している
ような感じです。
しかし、ベロが折れていたのは初体験。