ひがしなり・おもちゃ病院43回目
6月6日、土曜日の東成おもちゃ病院、43回目で患者数が8。
先月5月はゴールデンウィーク真っ只中だったんで(天気も良かった)、
実質ゼロという情けない結果でした。
で、今回のおもちゃ修理の教訓。
(写真は無し)
・女子用の「レジ」のおもちゃ。
・いろんな操作をすると「声」が出る。
・カード支払いなどもできる。
ホールセンサでカードに仕込んだ磁石
を検出していた。
「カードでお会計いたします」なんて
しゃべる。
・そのテンキー部分が不安定という故障。
・触っていないのに勝手に数字が出て、計算などの
処理がされ、声が出るという症状。
・最初は別のメンバーがこの修理に対応していて、
電子回路だからと私のところにやってきた。
・レジ正面のテンキーなど操作キーはメカスイッチ
ではなく静電検出を使っている。
・その感度が、非常に高くなっているようで、指先を
回路(配線)に近づけるだけで反応してしまう。
・静電検出する基板パターンからの配線は、COBされ
たICに入っているので、手出しできない。
これの感度が高くなっているのだろうと推定。
・「こりゃ修理は無理」っと、持ち主に説明していた
ところで、ちょいとひらめき。
・最初の修理担当者に「電池のチェックした?」と聞
いたところ、「声がちゃんと出ていたので電池はOK
と判断して、調べてない」とのこと。
・おもちゃから電池を外して個別にチェックしたところ、
あきらかに電池は寿命。
・新品電池に交換したら、症状が消え正常に動作しだした。
★推定原因
a.音が出ることで、電池電圧が極端に下がり、回路が
誤動作。 それで、触ってもいないキーが押されたと
なって、異常動作していた。
b.電池電圧が低くなり、静電検出回路の感度が不安定に。
キーが押された状態になったら、その処理に対する音が
出て、それが「a」の状態を作り出し、異常動作が連続
して発生した。
とうことで、おもちゃ修理はまずは電池(電源回路)の
チェックからどうぞ。
おそまつ。
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(ちょいと高価ですが一生モノのツールです)
★東成おもちゃ病院まとめ
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2015年6月8日 09時05分
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