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2015年06月10日(水)
温度測定:サーミスタで
手持ちの「502ATサーミスタ」で温度を測ろうと、資料を調べてたら
「温度 ・ 抵抗値」の表が出てきません。
出てくるのはセミテックの10℃単位の資料。
う〜む。
1℃単位の抵抗値の表があったように思ったんだけど…
    ※昔々の仕事ファイルに埋もれてるかも

この表からテーブルを作らなしゃあないか。
昔にやった作業を思い出して、やってみますわ。

※勘所
・B定数も温度により変化する。
・だもんで25℃〜85℃という広い幅でのB定数を
 使うと、誤差が出る。
・各温度区間での抵抗値からB定数を計算して、その温度
 範囲内の抵抗値変化を計算。

こんな感じ。

例えば、表に出ている「25℃〜85℃」の抵抗値とB定数を
使って、10℃ごとの抵抗値を計算すると、こんな具合。

# 25℃〜85℃ 5000.0Ω〜772.2Ω B=3324.4
# ℃    計算Ω  表
 25.0   5000.00 5000
 30.0   4160.08 4179
 40.0   2931.00 2961
 50.0   2110.29 2137
 60.0   1549.66 1567
 70.0   1158.63 1168
 80.0    880.65  883.5
 85.0    772.20  772.2

25℃と85℃は合ってますが、他の温度は表の抵抗値より
少し小さめに出てしまいます。
そこで、上に記したような処理を行うのです。

試しに、20〜30℃、80〜90℃の抵抗値表から25℃と85℃の
抵抗値を求めてみると、
# 20℃〜30℃ 6013.0Ω〜4179.0Ω B=3233.5
# 80℃〜90℃ 883.5Ω〜 677.1Ω B=3412.3

# ℃    計算Ω  表    差
 25.0   4997.55 5000   0.05%
 85.0    772.01  772.2  0.025%

というふうになります。
25〜85℃という広い区間でのB定数を使った計算では1%
以上の誤差が出てましたが、それが改善されます。
10℃ごとに記載された、表の抵抗値を「正」として、
その温度区間の抵抗値変化を計算するのです。


※関連
サーミスタのB定数 なんかでこぼこしてる




2015年6月10日 09時10分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 |
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