修理:悪いのはリミットスイッチなんだけど
原因ははっきりしているんですが…
リミットスイッチの接触不良で外部機器が動かない。
ところが、それがメカのこんな奥まった所に入っています。
交換しようにも手が入りません。
中央ちょい右寄りの黒くて四角いのがそのリミットスイッチ。
可動ベロの先端が「ひ」の字状に曲がっているタイプです。
ベロが下側に出ています。
これを叩いているのがこの機構。
いくつかのアームを経由して、リミットのベロが動きます。
大歯車にねじ込まれた2本のダボ。
その動きを斜めに突き出た爪が検出して、リミットまで
伝わります。
歯車の下のほう「9」という数字が見えているでしょ。
さて、この数字の単位。それは「時」。
そして、ネジ穴ひとつのピッチが「5分」。
ということで、ねじ込まれているのは「8時00分」と「7時55分」。
歯車の全体がこれ↓
一周で24時間。
はてさてさて、この機械。
時計がらみということなんですが、何か分かりますでしょうか?
30年ほど前から使っているとのことで、まだまだ使うそうです。
メーカーに言ったら、おきまりの「新しいのを買って」っと
のことだったそうで、修理依頼が私とこにやってきたのです。
※追記(7月11日)
ヒントに、別の仕掛けをお見せします。
こんなのとか↓
これも↓
まだ全容はお出ししてませんが、だいぶ、ヒントになるかと。
※追記(7月13日)
正解が出ましたね。
これ↓
メーカーは「アマノ」。
時刻設定リミットスイッチは、チャイムなんて生やさしい
ものじゃなく、工場の「サイレン」用でした。
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2015年7月10日 17時36分
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100V駆動の壁掛けで30cmぐらいの正方形のタイプが以前私の会社にも有りました。
玄関チャイム(メロディ)繋いで朝の始業・昼休憩・終業時の時報に使ってた経験があります。
これは針が無いタイプみたいですけど、私が見たのは時分針も着いてる時計兼タイマーでしたよ。
もっと、複雑。
それが全部メカ!
※電気もあるけど駆動系
「秒針」はありません。
時計機能はメインじゃありませんが、時刻管理は重要。
中で歯車が順番に4個の棒?を動かして例のメロディを叩いて演奏するタイプのだと、
曜日設定用の歯車がもう一つあるはずですし・・・
気になりますね〜
出退時刻を印字するタイムレコーダでしょうか?
鯉城時計製作所製のタイムレコーダーかな?