ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
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2015年08月11日(火)
「悪魔は細部に宿る」
またまた図書館から借りてきた本。



樋口晴彦著、 悪魔は細部に宿る
サブタイトルが危機管理の落とし穴

韓国であったセウォル号の事故とか二次世界大戦の話
とか、ちょっと話が拡散している気配を感じますが、
なかなか納得できる話を語られています。

ちょっとピックアップ
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

・表紙の扉から
 過去の事件や事故に学べば未然に防げたはずの
惨事が、日本や世界で頻発している。

・「はじめに」から
  …危機管理関連の書籍を読み進むうちに、
「またこの話か…」とうんざりした経験を持
つ読者は決して少なくないだろう。
 詰まるところは、「正確な情報を収集する
ことが肝心だ」「トップがリーダーシップを
発揮せよ」「危機管理マニュアルを整備して
訓練を反復せよ」の3点の原則を冗長に説明
しているだけである。
もちろんこの3点が間違いというわけではな
い。
しかし、こうした原則論だけで何とかなる
ほど危機管理は甘いものではないと申し上
げたい。


 …危機管理の渦中では、様々な失敗が起
きるのは当然であり、状況の変化に合わせ
て知恵をしぼって、少しでもベターな解決
を模索していく以外にない。
そこで必要とされるのは、マニュアル化さ
れた原則論の回答ではなく、様々な要素を
組み合わせて分析する知性と、具体的な対
策を編み出していく概念化能力、そしてバ
ランスを持って全体の特質を判断する大局
感である。

・「第1章 第4講 緻密すぎる計画は机上の
 空論」から
 いかに緻密なBCPマニュアルを整備して
も、頭の体操という意義を認めるのはやぶ
さかでないが、しょせんは「机上の空論」
にすぎない。
下手に細かく対策内容をマニュアルに規定
していると、自縄自縛になってしまうおそ
れさえある。


BCPマニュアルには、基本的な対処方針と
それを具体化する段階で検討すべき課題を
書き出しておけば十分であろう。

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

うんうん。 納得できます。




2015年8月11日 15時46分 | 記事へ | コメント(0) | トラックバック(0) |
| ・地域防災リーダー / ・本 |
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