74HC4046
なんぎさんが「金属探知器(#2)」で探しておられるHS-CMOS IC「74HC4046」、仕事場の部品箱から2コ発掘できましたので、ガレージへ持って帰ってきています。
ナショナルセミコンダクタ製。
自社の型式「MM74HC」とモトローラの「MC74HC」、両方の名がプリントされています。
ロット番号が「8830」なので1988年製でしょう。
PLL用位相検波器とVCOが入ったICです。
PLLとして使うより、お手軽VCOとしてよく利用しておりました。
可変抵抗で発振周波数が簡単に調整できます。
VCO電圧入力と、周波数範囲調整用入力の2つで周波数を可変できるので、面白い使い方ができるのです。
発振だけに限れば「555」より手軽です。
デューティ50%の方形波が出てくるのも555ではできない機能です。
周波数安定度はだんぜん555のほうが勝ち。
以前に紹介しました「2相パルス発生器」で4046を使っていますね。
典型的なVCOだけの利用です。
この頃はRoHSも何も関係なし。
銀色に光る足はハンダなのでしょうね。
※無事、なんぎさんに手渡せました。
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2006年6月9日 06時44分
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速度的には74HC4046ではオーバースペックで、通常の4046でも充分だとは思いますが、「2相パルス発生器」を作らせていただこうと思います。
ところで、このパルス発生器、通常は3.6VのNiCd電池だけで動作しているのですか?一応、DC-INの端子があるようですが、そこに投入する電圧は5Vなのでしょうか?
全回路がCMOS構成ですので、回路自体は3V〜18Vの範囲で動作するように思えます。ただ、電池に印加する電圧を考えるとあまり高くはできませんよね。
記事中には記載がありませんでしたので、ちょっと疑問に思っております。運用ではこの外部DC入力は何Vを入れるようになっているのかお教えください。
そのへんにあるACアダプターをつないで放置して
充電、という仕様です。
DCジャックから電池までの間、1本抵抗が入っていますが
これで充電電流が決まります。
ブリッジダイオードをいれておけば、ACアダプタの極性
を気にしなくてすみますね。
パルスさえ出さなければほとんど電気を食いません。
導通チェッカーもそうですが、居酒屋ガレージさんはCMOSの静的消費電流がほとんど無いという特性をうまくお使いです。さすが。