ニックネーム: 居酒屋ガレージ店主
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2006年06月09日(金)
74HC4046
なんぎさんが「金属探知器(#2)」で探しておられるHS-CMOS IC「74HC4046」、仕事場の部品箱から2コ発掘できましたので、ガレージへ持って帰ってきています。



ナショナルセミコンダクタ製。
自社の型式「MM74HC」とモトローラの「MC74HC」、両方の名がプリントされています。
ロット番号が「8830」なので1988年製でしょう。

PLL用位相検波器とVCOが入ったICです。
PLLとして使うより、お手軽VCOとしてよく利用しておりました。
可変抵抗で発振周波数が簡単に調整できます。
VCO電圧入力と、周波数範囲調整用入力の2つで周波数を可変できるので、面白い使い方ができるのです。
発振だけに限れば「555」より手軽です。
デューティ50%の方形波が出てくるのも555ではできない機能です。
周波数安定度はだんぜん555のほうが勝ち。

以前に紹介しました「2相パルス発生器」で4046を使っていますね。
典型的なVCOだけの利用です。

この頃はRoHSも何も関係なし。
銀色に光る足はハンダなのでしょうね。

※無事、なんぎさんに手渡せました。

2006年6月9日 06時44分 | 記事へ | コメント(3) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 |
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ありがたく、頂戴いたしました。
速度的には74HC4046ではオーバースペックで、通常の4046でも充分だとは思いますが、「2相パルス発生器」を作らせていただこうと思います。

ところで、このパルス発生器、通常は3.6VのNiCd電池だけで動作しているのですか?一応、DC-INの端子があるようですが、そこに投入する電圧は5Vなのでしょうか?
全回路がCMOS構成ですので、回路自体は3V〜18Vの範囲で動作するように思えます。ただ、電池に印加する電圧を考えるとあまり高くはできませんよね。
記事中には記載がありませんでしたので、ちょっと疑問に思っております。運用ではこの外部DC入力は何Vを入れるようになっているのかお教えください。
外部DC入力は、NiCdバッテリーの充電用です。
そのへんにあるACアダプターをつないで放置して
充電、という仕様です。
DCジャックから電池までの間、1本抵抗が入っていますが
これで充電電流が決まります。
ブリッジダイオードをいれておけば、ACアダプタの極性
を気にしなくてすみますね。
パルスさえ出さなければほとんど電気を食いません。
となると、動作電圧の範囲の広い標準CMOSの方が、ACアダプタの電圧をあまり心配しなくてすむので有利ですね。(HCでもアダプタの開放出力電圧が5〜6Vの電圧であれば大丈夫そうです)

導通チェッカーもそうですが、居酒屋ガレージさんはCMOSの静的消費電流がほとんど無いという特性をうまくお使いです。さすが。
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