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2016年01月03日(日)
パナソニックLED電球 LDA7D-A1 寿命!
2010年にやってきたパナソニックのLED電球が寿命です。
2階の居間で使っていました。



点かないとか暗くなったんじゃなく、電源投入後、直後に
点滅しだすという症状です。
  ※動画を撮ったんで↓


http://douga.zaq.ne.jp/viewvideo.jspx?Movie=48416217/48416217peevee628680.flv

スイッチオン直後は普通に輝いていますが、少しすると
点滅しだします。
撮影時のフリッカーじゃありません。

で、電球を解体。

・LED列


・LED部の拡大


・内部回路


制御ICはMIP5520MD(panasonic)というのが
使われています。

1次側平滑コンデンサが6.8uF/160V。
2次側が82uF/90V。
耐圧90Vのコンデンサなんてあるんだぁ。

休み明け、仕事場に行ったら、コンデンサの劣化具合
(容量抜け)を計ってみます。

※気になったのでまだ休みだけど仕事場へ
結果:コンデンサはほとんど劣化していませんでした。
  6.8uF→6.4uF   82uF→80uF

で、根本原因はLED素子でした。
16個あるうちの11素子しか安定して光っていません。
光らない5つのうちの1つが点滅しています。
これでフリッカーしているように見えたのです。

電源・制御部じゃなくてLEDそのものとは!!!


※直流電源で点灯
状態をはっきりさせるために、LED部を直流電源で点灯
させてみました。
0.1mAくらいで点灯すると…


16個のうち、2個がアウト。

直列につないだ経路途中のLEDがアウトになっても、全消灯に
はならないような仕掛けがしてあるようです。

※このくらいの電流での明るさだと、デジカメの露出補正
でチップ表面の状態を写せます。

20mAを越えると、明るすぎてチップの撮影は無理。
で、箔テープ(金属フィルムのテープ)をかぶせて動画を
撮りました。



http://douga.zaq.ne.jp/viewvideo.jspx?Movie=48416217/48416217peevee628691.flv

別電源による直流駆動なんですが、点滅しているでしょ。


※その後の調査 (2016-01-04)

・LEDの接続は「2パラ・8直」。

・元の点灯回路での電流は127mA。

・LED単体での順方向電圧は
  1mA:5.0V 50mA:5.6V 100mA:5.8V
    電圧が高いことから、内部で2直になっていると
    考えられます。

・点滅せず消灯しているLED2コは短絡状態。
  ということは、個別断線で全消灯を防止するような
  仕掛けは無いということに。

・点滅するLEDをハンダごてで加熱すると、小電流
 でも点滅状態になった。
 発熱でおかしくなるんだろう。
 消灯した時は短絡ではない。
 ということは、パラになった相手方に大電流が流れる。

こんな作りになっているとは。
う〜む。


※追記  (2016-01-05)
検索していたら、型番がちょいと違うものの、
同類のLED電球を解体されているページが見つ
かりました。
LED電球を攻略する パナ:LDA6N-H

回路図をおこされています。
http://www004.upp.so-net.ne.jp/hopeless/86_Zu1.GIF



2016年1月3日 10時50分 | 記事へ | コメント(1) | トラックバック(0) |
| ・電子回路工作 |
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