20年たてば劣化もするさ・・・ 危機一髪でした
年末夜警のときの話をちょいと。
中川の防災リーダー、毎年年末の30日(連合では各町会の
夜警を実施している)に地域を回って、配備されている
可搬式ポンプの始動(水は出さないでエンジンを回すだけ)
体験を行っています。
この写真はスーパー玉出前の中川西公園。
![](../img/img_box/img20160207214138959.jpg)
防災倉庫に可搬式ポンプとホースなどが収められています。
毎年の年末、ちょうど各町会の夜警に出てこられている
方々に可搬式ポンプとその役割、耐震防火水槽の位置など
を解説し、始動(手動です)の体験を行っています。
![](../img/img_box/img20160207214151049.jpg)
で、昨年末。 中川小学校に配備されているポンプで
こんなことがありました。
※小学校のは耐震防火水槽ではなく、プールの水を
使って消火活動を行います。
神戸の地震後、1996年に配備されたポンプですので、
もう20年選手。
![](../img/img_box/img20160207214503657.jpg)
大阪市の各地域に配備されているのは、皆、この時期の
かと。
いろん種類があるんですが、これはもっとも単純な
「手動チョーク」タイプで、冬季でも安定して使え
ます。 (自動チョークのは始動時に癖がある)
消防署が定期的にメンテナンスしていますんで、劣化する、
例えばキャブレター回りのゴムホースなどは、新しいのに
換えられています。
しかしココが、定期的交換の対象じゃなかったんでしょうなぁ。
![](../img/img_box/img20160207215009283.jpg)
ガソリンタンク(2サイクルのエンジンなんで混合油)の
レベルゲージです。
ほんとなら軟らかい樹脂製の透明チューブです。
それが経年劣化で固化。 カチカチに。
たまたま始動したときに手から滑ったハンドルが当たって
しまって、「破損」。
![](../img/img_box/img20160207215225097.jpg)
ここからガソリンタンク内のガソリンがこぼれ出したのです。
えらいことです。
訓練しているのに失火でもしたら大事です。
防災リーダーメンバーに「油屋」さんがいてるので、適切に
処理しまして、消防に連絡して大事には至りませんでした。
単純な装置でも20年たてば、あちこち思わぬところが傷ん
できます。
イザというときに、こんなトラブルが起これば、役に立つ資機材
のはずが、足手まといになっていまいます。
今回は、たまたま年末夜警の時にトラブルが確認できたので、
よかったかと思っています。
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2016年2月7日 21時37分
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水を回さずに始動だけやるとポンプのシールが痛みませんでしょうか・・
日々の防災意識は大切ですね
このポンプは消防のと同じホース、筒先、吸管を用います。
防火水槽や学校のプールから取水するだけでなく、消火栓
にもつながります。
地域にはこれが3台配置されていまして、イザのとき、
消防に頼れない場合での、消火に役立てようというわけ
です。
消防のお古ホースが200m分ほど防災倉庫にストックして
ありますが、さすがに古ではということで、新品に更新
されています。
ポンプの始動は吸水しなくても可ということを聞いてい
ます。(取説にも特に注意書なし)
オイル混合の空冷2サイクル・ガソリンエンジンですので、
最低月一は消防が点検に始動しています。
私も自衛消防団のでしたので、ポンプのエンジンが小さいから口径が小さいかと思いました
自分たちの使ってたのは2スト2気筒でしたので