『ダイヤモンドの科学』
図書館で見つけた「まじめ」な科学の本です。
著者は松原聰(まつばら さとし)さん。
講談社のブルーバックスシリーズ。
「風水」がどうのこうのというわけのわからない話はいっさいありません。
2006年5月発行の新しい本ですので、ダイヤモンドにまつわる新しい話も載っています。
「高温高圧」下でしかダイヤモンドはできない、失敗したら黒鉛。
てなイメージだったのですが、現在はCVD(化学気相法)で、ガスからダイヤモンドができるのですね。
「理科室で作れるダイヤモンド製造装置」なんてことで、「酒の中のアルコールの炭素」を使って
ダイヤモンドができるそうです。
ただし、モリブデン基板の上に顕微鏡でしか見えないサイズ、ということです。
工業用途としてのダイヤモンドについても、あれこれ述べられています。
そうそう。化学を語るときに不可欠な「周期表」。
この説明のページに『周期表は暗記するものではなく、そばに置いて眺めるものだ』という文がありました。
いやぁ、いいなぁ。
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2006年7月12日 08時30分
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ちょっと字が小さいのが難点ですが、販売している印刷ポスターはA2サイズです。