防災無線の無線機バッテリーを解体
使えないバッテリーを置いておいてもしかたないので、どうなっているのか、解体してみることにしました。
樹脂ケースの周囲は接着されていて、カッターナイフの先でゴリゴリして削り取ります。
中身はこんな具合です。
マイナス極側にヒューズでしょうか、白くて四角いモノが付いています。
電池の側面には青い色をした豆粒のような素子が。
どうやらポジスタのようです。
充電時、温度監視をしているのでしょう。
さて、電池6本をバラバラにできたので、個別にどんな状態になっているのか電圧を測ってみました。
まず、無負荷での開放電圧。
1.240V 1.238V 1.229V と3本は正常
1.037V 1.019V 1.048V この3本は×
電圧の低い3本に負荷抵抗10Ωをつなぐと、急速に0V近くまで電圧が落ちてしまいます。
セルが短絡した電池はないようです。
この電池パック、電池の寿命というより充電の失敗の可能性が高いですね。
専用充電器で急速充電するのですが、へたった3本の電池にエネルギーが溜まる前に、充電終了の判断をしているのでしょう。
そんな気がします。
もう1組電池パックがあります。
これも同じようになっていると考えると・・・
急速充電ではなく、弱電流で2〜3日かけて充電してみます。
それでどうなるか、今度はゆっくり放電させてみてどういうふうになるか、様子を見てみましょう。
※今朝から10mAという小電流で、バラしていないほうの組み電池の充電を続けています。
仕事場から帰る頃には7.8Vまで電圧が上がっていました。
3日ほど充電を続けてから、放電させてみて電池の様子を調べてみます。
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2006年7月20日 06時37分
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消防用携帯無線機のNicd充電器なんかには、放電機能を持たせている物があり、電池の電圧監視又は放電ボタン押下で放電させて、ある電圧まで下がったら充電開始!というのをやってます。消防ですと、毎日携帯無線の点検なんかやってますので、充電も計画的に?されているようで、10年くらい長持ちする電池パックも出てきます。電池パックが3年しか持たなかったら怒られちゃいます(^^;)。私が使う携帯電話の電池は1年くらいでダメになっちゃいますね。継ぎ足し充電のしすぎで、電池がメタボリックシンドロームになるようで。
その後、専用の急速充電器で充電してみて状態が改善されるようであればよいのですが。
役所の担当に聞きましたところ、やはり予備電池は古いモノしかないそうです。
組み電池を安定して急速充電するのは難しいのでしょうね。