ヘッドランプで電池並列
「地域防災リーダー」の備品として購入したヘッドランプ。
ヘルメットに装着すると、夜間作業で両手が使えるので便利です。
松下製。単3電池4本で普通の豆球を光らせます。
先日の地域夜間巡視の時にも使ったのですが、豆球が接触不良臭かったので、ちょっと締めておこうとランプ部を開けて点検。
予備球も入っており、さすが一流メーカー。
と思っていましたら、この時に気が付きました。
豆球の定格電圧が「2.5V」なのです。
電池4本なら6V。通常、定格4.8Vの豆球が使われます。
それが2.5Vの豆球で、切れずに点灯しています。
あれれ??
このよう↓に電池は4本。
不思議に思い、電池の接続を確認しました。
この4本の電池、2本が並列に接続され、その2組が直列になっていて3Vで豆球を駆動していたのです。
電池ボックス両側の電池が並列につながっています。
ですので、両側から1本ずつ電池を抜いても点灯します。
電池2本分、軽くなるわけです。
そのかわり連続点灯時間が短くなるということなのでしょう。
電池を並列につなぐと「放電寿命が延びる」っと小学校のときに習いましたよね。
実際に電池を並列接続した「製品」に出会ったのは、記憶のあるかぎりこれが初めてです。
同じ種類の電池で、同時期に新品交換した電池なら並列接続してもまぁ大丈夫でしょうが、一本一本充電具合が変化する「充電池」を使うことを考えると、ちょっと「危険」じゃないでしょうか。
電池が並列接続された電気製品をご存じでしたらお教えください。
ちょっと気になっています。
※電池をあれこれ調べていて出会ったのがこれ↓
http://uboat.net/technical/batteries.htm
独Uボート(潜水艦)で使われていた電池の解説です。
命をかけた海での戦い。電池の性能が勝敗を決します。
|
2006年8月1日 08時07分
|
記事へ |
コメント(11) |
トラックバック(0) |
|
・電池 |
トラックバックURL:http://blog.zaq.ne.jp/igarage/trackback/481/
※ブログ管理者が承認するまで表示されません
子どものころのは,自転車のヘッドランプ用とかで,数個の単一相当が紙パックでユニット化されていました。2個とか,3個です。
http://industrial.panasonic.com/www-data/pdf/ACG4000/ACG4000PJ7.pdf
"予想される誤使用の禁止"の項において、
(8)電池を並列に接続して使用しないこと。電池を漏液、発熱、破裂させる原因になるおそれがあります。
となっています。
もしかして、そのヘッドランプは充電電池使用禁止になっていないでしょうか?
買ったときの説明書にどのように記されていたのかは不明(残っていない)。
形式「BF-179」です。
使い出してもう10年ほどになりますが、今まで気が付かなかったのがマヌケかも・・・
KDHさんとこの自動車のバッテリー、トラックのように24V仕様じゃなくて12V並列。
これもちょっと驚き!
「平角3号」でしたか、デカイ四角い電池の記憶があるのですが、今も売っているのかしら。
と、思って調べたら
http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=FM-3H
これ、これ。
フラッシュ用の高圧電池
http://ctlg.national.jp/product/info.do?pg=04&hb=0210
もありますね。 これは怖い! 315V!
充電池の並列は、ノートPCのリチウム・イオン電池パックでは、よく使われています。標準電池パックは、たいてい3セル直列ですが、大容量パックだと6セル(2セル並列×3直列)、フルデイ・パックだと9セル(3セル並列×3直列)が良く使われてます。
そうそう、ハンディカムの標準パックは2セル(2直列、7.2V)で、大容量パック(7.2V、6セル)は2直列の3セル並列でした。
これって、並列になっていても一つの電池であると想定して充電を行うのでしょうか?
ちょっと怖いような・・・。
電池のことについても,ド素人です。高2 くらいのときに「電気応用」とやらいう学課があったが,科学は好きだが化学は化かすからイヤ だったので。
ところで,1個の電池の中味って,無限の数の並列接続になっていると考えられないかなぁ。もっとも,これがうまく平衡していないと,すぐヘタル安物の電池というのでしょうが。
それが同じ電解液の中にある。
で、一つのセルを構成しているわけですよね。
でも電池の並列は電池電極どうしの接続。
外でくっつけても電池内部は別物でしょう。
中身の化学物質の濃度やら温度やら分布具合は異なるのですし、単純に「いっしょ」とは考えにくいでしょう。
それで、電池並列、とくに充電池の並列は気持ち悪いような気がするのです。
「気のせい」かな???
マイクロソフトのStandard Wireless Optical Mouse
http://www.microsoft.com/japan/hardware/mouse/std_wi_optical.asp
は電池が2つ収納できるのですが、どちらか1本だけでも動作します。
ためしに片方の電池を抜いて、電極にテスターをあててみたところ、1.15Vほどでていました。
次に、両方の電池を抜いて、+極端子同士・-極端子同士の抵抗値を計ったところ、
共に55オームほどの値が出ました。単純に並列にしてるわけではないのでしょうか。
もう1つ。2つ並んでいる電池は、+-の方向が逆なんです。
ふたと反対側の隠れている方の電極は2つともに基板に向かって伸びています。
いかにも電池が2本必要な見た目にしたのはなぜなんでしょう…
へ〜。
どうなっているのでしょうね。
ワイヤレスなのですから、どこかから充電されるわけでもなし。
だいたい、電池1本で電子回路を動かすのはたいへんです。
私の自作例ではこれ
http://www.oct.zaq.ne.jp/i-garage/tool/batvck.htm
なかなかやっかいです。